プレスリリース
サステナブルな社会の実現に向け三浦半島の「都市近郊社有林」を健全に管理。伐採木材を再生可能資源として活用
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/550_550_2023020311504563dc7685b9062.jpg
「みうらの森林プロジェクト」ロゴ
京浜急行電鉄株式会社(本社:神奈川県横浜市,社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)は,持続可能な社会を目指し,三浦半島に所有する都市近郊社有林を健全に管理する「みうらの森林(もり)プロジェクト」を2023年2月から始動します。
当社はサステナビリティ基本方針のもと,事業活動を通じた社会課題の解決に向けてさまざまな取り組みを進めています。本プロジェクトでは,健全な森林の管理を行うことで,森林の有する二酸化炭素吸収機能の一層の発揮を目指し,生物多様性を維持しながら未来へつながる機能豊かな美しい森林を目指します。
森林の管理は,県内の森林管理に関する知見が豊富な神奈川県森林組合連合会(事務所:神奈川県秦野市,代表理事会長:小泉 清隆)の協力のもと,間伐等の適切な間引きなど森林管理により,太陽光が地面まで差し込む環境を作ることで,森林の若返りを図ります。
また,伐採した木々は「木質バイオマス燃料」や「薪等」の再生可能資源として活用,さらに,都市近郊の森林を活用し,「山あそび」を通してコミュニティの形成や自然に触れ合う場として展開します。
1.「木質バイオマス燃料」
株式会社タケエイグリーンリサイクル(本社:神奈川県横須賀市,代表取締役:秋庭 勉)と連携し,森林管理で発生した木々を木質バイオマス燃料(木質チップ)として発電に使用します。
今後京急グループ施設でも使用電力の一部を本電力に切り替えることを検討しています。
2.「薪やウッドワークショップ」
京急グループの三崎観光株式会社(本社:神奈川県三浦市,代表:安藤 浩史)が運営する「京急油壺温泉キャンプパーク」で,薪等として一般販売およびウッドワークショップの開催などを通し,循環型社会の構築を目指します。
3.「山あそび」
逗子や千葉などの山中をフィールドに身近な自然で遊ぶ場「原っぱ大学」を展開するHARAPPA株式会社(本社:神奈川県逗子市,代表:塚越 暁)と共に,都市近郊社有林を自然のフィールドとして,親子で遊べるコンテンツの開発を行います。
また,本取り組みでの森林整備について連携協定を締結し,健全な森林管理を行います。
[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/700_467_2023020315320563dcaa651ea62.jpg
「山あそび」イメージ
「みうらの森林(もり)プロジェクト」について
1.概要
(1)名称
「みうらの森林(もり)プロジェクト」
(2)開始時期
2023年2月
(3)内容
本プロジェクトは,健全な森林の管理を行うことで,森林の有する二酸化炭素吸収機能の一層の発揮を目指し,生物多様性を維持しながら機能豊かな美しい森林を目指すものです。
○森林の管理は,県内の森林管理に関する知見が豊富な神奈川県森林組合連合会協力のもと,間伐等の適切な間引きなどの森林管理により,太陽光が地面まで差し込む環境を作ることで,次世代の樹木の生長を促し,適切な更新により森林の若返りを図ります。
○伐採した木々は,「バイオマス燃料」や「薪等」の再生可能資源として活用することで,循環型社会の構築を目指します。
〇都心の中に位置する森林を活用し,「山あそび」として地域コミュニティの形成や京急沿線に広がる自然に触れ合う場として展開します。
[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/700_262_2023020612160163e070f1655fb.png
整備イメージ
(4)協定
本取り組みにともない,関係者にて連携協定を締結し,健全な森林整備を目指します。
イ.協定名称
「森林整備等に関する連携協定」
ロ.目的
都市近郊社有林における将来の保全,活用について,調査,実験等を行うことにより,都市近郊社有林を中心とした持続可能な社会の形成に寄与する
ハ.内容
@都市近郊社有林を活用した施策の実施
A将来の適正な森林整備方針の検討
B都市近郊社有林を拠点とした持続可能な社会の形成に資する取組み
ニ.締結日
2023年2月
ホ.関係者とその役割
神奈川県森林組合連合会:森林調査,森林管理,その他森林に関するアドバイス
株式会社タケエイグリーンリサイクル:バイオマスエネルギーに関するアドバイス
農林中央金庫:森林経営および活用に関するアドバイス
京浜急行電鉄株式会社:都市近郊社有林の保有,管理
2.展開内容
(1)「木質バイオマス燃料」について
横須賀バイオマス発電所を運営する株式会社タケエイグリーンリサイクルと連携し,森林管理により発生した木々を再生可能資源である木質バイオマス燃料(木質チップ)として発電に使用し,今後京急グループの施設でも使用電力の一部を本電力に切り替えることを検討しています。
【横須賀バイオマス発電所概要】
[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/500_373_2023020315320463dcaa64e3ecc.jpg
所在:神奈川県横須賀市浦郷町
開業:2019年11月
発電出力:6,950kW
概要:生木由来の廃棄物や原木・林地残材等を燃料とする都市型バイオマス発電所
(2)「薪等」について
京急グループの三崎観光株式会社が運営する「京急油壺温泉キャンプパーク」にて,薪等として一般販売することで,循環型社会の構築を目指します。また,未利用木材を活用したウッドワークショップも開催予定です。
・販売時期:2023年夏頃予定(乾燥状況による)
・販売場所:京急油壺温泉キャンプパークゲート棟
・問い合わせ先:TEL.046-854-5156(キャンプパーク事務所)
[画像5]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/300_400_2023020315355263dcab48ac088.jpg
[画像6]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/300_400_2023020311504663dc76865e705.jpg
薪イメージ・ウッドワークショップイメージ
【京急油壺温泉キャンプパーク概要】
[画像7]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/700_467_2023020315320463dcaa64f3a0d.jpg
所在:神奈川県三浦市三崎町小網代1082
開業:2022年1月
概要:京急油壺マリンパーク跡地に誕生。天然温泉「油壺温泉」も隣接する海と夕日と富士山を望むキャンプパーク(https://keikyu-camppark.jp/
)
(3)「山あそび」について
[画像8]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/700_467_2023020315320563dcaa6548e6a.jpg
逗子や千葉などの山中をフィールドに身近な自然で遊ぶ場「原っぱ大学」を展開するHARAPPA株式会社と共に,都市近郊社有林を自然のフィールドとして,親子で遊べるコンテンツの開発を行います。
・実施時期:2023年春予定
・実施内容(案):森林探検,秘密基地づくり,森のクラフトワーク等
・募集方法:京急電鉄ホームページ等でお知らせします
※整備した森は,常時解放はいたしません。
【原っぱ大学概要】
[画像9]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/300_118_2023020315320463dcaa64d22c1.png
[画像10]https://user.pr-automation.jp/simg/2357/66429/700_467_2023020315320563dcaa65d10ab.jpg
展開場所:神奈川県逗子市(逗子キャンパス),千葉県佐倉市(千葉キャンパス),大阪府彩都(大阪彩都キャンパス)
概要:2015年に神奈川県逗子市でスタートした親子のための遊びの大学。
自然そのままのフィールドとフラットな関係性が存在する中で,年間を通じてプログラムを開催。
(https://harappa-daigaku.jp/
)
以上
関連リンク
京急グループ サステナビリティへの取り組み
https://www.keikyu.co.jp/company/csr/
京急グループ 統合報告書2022
https://www.keikyu.co.jp/company/csr/pdf/KEIKYU_Integrated_Report2022_webfin.pdf
20220629 「京急グループ 2050年カーボンニュートラル」 を策定
https://www.keikyu.co.jp/company/news/2022/20220629HP_22037AK.html