プレスリリース
【関西学院大学】国際シンポジウム開催(12/15) 2050年カーボンニュートラル社会に向けて日独仏で共同研究 液化水素の安全な貯蔵と輸送
関西学院大学工学部の田中裕久教授(物質工学課程)は「極低温(液化)水素の安全な貯蔵と輸送に向けた日・独・仏の国際共同研究」(STACY:Towards Safe Storage and Transportation of Cryogenic Hydrogen)を本年度から進めており、12月15日、神戸国際会議場で初めての国際シンポジウムを開催します。当日は水素燃焼や水素安全触媒の研究に関する講演や、液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」、水素発電(コージェネレーションシステム)設備、空港島荷役基地の見学を予定しています。講演会には約100人、バス見学会には約40人が参加する予定です。
現在、世界各国で2050年までにカーボンニュートラル社会を実現すべく、様々な取り組みが進められています。そこで大きな脚光を浴びているのが水素エネルギーです。水素エネルギーは、クリーンで再生可能なエネルギーであり今後の需要拡大が予想されます。中でも液化水素は気体の水素に比べて高いエネルギー密度を持つので、大量貯蔵と輸送に優れており経済的にも利点があります。田中教授は自動車を中心とするエネルギー環境材料を研究しており、「LH特有の安全課題の抽出」「水素再結合触媒研究」「欧州法規情報の集約と国際ワークショップ開催」をSTACYで推進します。
今回のシンポジウムは企画・準備・当日運営を13名の学生で進める「学生主体」のユニークな取り組みです。当日は田中教授に加え、シンポジウムの議長役を務める青谷拓朗さん(理工学研究科・博士課程前期課程)ら学生への取材時間も設けます。
第1回 STACY 国際シンポジウム
■日時:12月15日(木) 9:00開始
■場所:<講演会> 神戸国際会議場4階 401、402会議室
<バス見学会> 水素CGS活用スマートコミュニティ実証地 神戸液化水素荷役実証ターミナル
■主催:田中裕久研究室(国立研究開発法人 科学技術振興機構支援、関西学院大学後援)
■一般参加:可能(定員に達したため、申し込み終了)
■当日のプログラム:以下URLよりご確認ください。
https://www.kg-nanotech.jp/tanaka/stacy-%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0/
第1回 STACYヤングジェネレーションシンポジウム(YGS)
国際シンポジウムの翌日に、次世代を担う若き研究者の国際交流を目的として開催します。予約不要で参加いただけます。
■日時:12月16日(金) 13:00開始
■場所:関西学院大学 神戸三田キャンパス VIII号館306 教室
▼本件に関する問い合わせ先
関西学院広報室
住所:兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155
TEL:0798-54-6017
FAX:0798-54-0912
メール:kg-koho@kwansei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/