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住友林業株式会社

8年連続「ウッドデザイン賞」受賞 〜木を身近に。木の魅力を暮らしに活かす提案〜

(Digital PR Platform) 2022年10月31日(月)13時01分配信 Digital PR Platform

 住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は木質部材や施工した施設等7点が、「ウッドデザイン賞2022」を受賞しました。第1回「ウッドデザイン賞2015」から8年連続の受賞です。
 


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 ウッドデザイン賞(主催:(一社)日本ウッドデザイン協会)は、木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的に、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。(一社)日本ウッドデザイン協会(会長:隈 研吾、東京都港区、https://www.jwda.or.jp/
)は木を使うことによって社会課題の解決を目指す活動を「ウッドデザイン」と定義しています。木を活かして質の高いライフ&ワークスタイルを提案しているものが対象となる「ライフスタイルデザイン部門」で4点、木を活かして森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象となる「ソーシャルデザイン部門」で3点の合計7点が受賞しました。

<受賞一覧>




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 住友林業グループは国内外で森林経営から木材建材の調達・製造、木造建築、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業を展開。木の魅力を最大限に生かした付加価値の高い商品、サービスを提供しています。本年2月にはSDGsの目標年である2030年を見据え、脱炭素社会に向けてあるべき姿を事業構想に組み込んだ長期ビジョン「Mission TREEING 2030」を発表しました。木を伐採・加工、利用、再利用、植林という住友林業の「ウッドサイクル」を回すことで森林のCO2吸収量を増やし、木材の活用で炭素を長く固定し続けます。世界の脱炭素シフトへのパートナーとして当社グループ独自の「ウッドソリューション」を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

【受賞の概要】


[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1897/64708/200_200_20221028181308635b9d24e0804.jpg

■ひのきデッキ/住友林業緑化株式会社・越井木材工業株式会社
<ライフスタイルデザイン部門>【技術・建材分野】


利用が進まなかった間伐材・小径木を有効活用することで、国内森林の健全育成の一助となる環境に優しいデッキを共同開発。
サーモ処理*により高耐久性と寸法安定性、薬剤を注入しないノンケミカル処理による安全性を実現。
側面のスリット加工と新開発の留め具によりデッキ床面からビスの存在を消すことで美しい外観と共に、木材のささくれを防ぎ、ビスによる黒染みも発生しない仕様。


 
 節も含めた自然な風合いを楽しめ、家族との大切な時間が過ごせる快適な屋外空間を実現するウッドデ
ッキです。
 *サーモ処理:
  サーモ処理はフィンランドで開発された耐久性・寸法安定性を上げる技術です。木材の腐朽を防ぐには栄養、水分、空気、温度の4条件
  の一つ以上なくせば可能です。水蒸気と熱を使い木材を細胞レベルで水分と結合し難くし、「腐り」や「狂い」を制御します。
 
■エスリ―合板(Sree plywood)/住友林業株式会社
<ライフスタイルデザイン部門>【技術・建材分野】


素材は国産アカマツで、防腐防蟻処理、木材保護塗料を塗布した針葉樹構造用合板。
基本サイズは縦1820o ×横910o×幅(厚み)24oで、表面に深さ14o、直径10oの非貫通の穴(穿孔)を加工。
AZN処理(防腐防蟻処理)、S-100塗装(水性シリコン系木材保護塗料)を施し耐久性、耐候性を向上。
非貫通の穴を活用し、利用者が自由に様々なものを取り付けることができる。
防腐剤を加圧注入することで、屋外で活用でき工夫により用途が広がる。




[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/1897/64708/400_258_20221028181319635b9d2f6ab4a.png

(プランターを取り付けたキッチンガーデン、自転車用サイクルラック、傘立て、シューズ棚等)

 国産材の積極活用を促進し、用途拡大の可能性を持つ針葉樹合板です。





■H1O青山におけるCLT耐震壁と乾式遮音壁の複合壁を用いた耐震性・遮音性・利便性の向上
/株式会社熊谷組・野村不動産株式会社・住友林業株式会社
<ライフスタイルデザイン部門>【技術・建材分野】




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3、4階の事務所界壁の一部に乾式遮音壁を90oのCLT耐震壁で挟み込んだ複合的な壁を採用。
耐震性能を確保しつつ、事務所の遮音性能も確保。
CLT耐震壁の厚みを薄くし、事務室の有効面積の減少を最小限に抑えた。
事務室両側にCLTを現しで設置。意匠性が向上し、利用者は木の持つ効用(温もり、調湿効果等)を実感できる。
住友林業はCLT耐震壁の共同開発を担当。

 CLT耐震壁と乾式遮音壁の複合壁にすることで、事務所の利便性を損なうことなく、耐震性・遮音性を向上させました。

■熊谷組福井本店/株式会社熊谷組、住友林業株式会社
<ライフスタイルデザイン部門>【建築・空間分野】




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木造+鉄骨造のハイブリッド構造による木造耐火建築を実現(断熱耐火λ-WOOD(R) (ラムダウッド)の使用)。
木のぬくもりを活かしたオフィスの提案。住友林業は木構造部を担当。
大断面集成材を用いて8mスパンの無柱空間を実現。
CLT耐震壁を配置することで、剛性バランスと断熱性が向上。
自然採光、日射抑制、壁面緑化等により空調負荷を低減。その他、様々な省エネルギー設計ででNearly ZEBを達成。

 環境負荷低減と快適性・生産性の向上を兼ね備えた建物とするため、構造を木と鉄の混構造、環境性能をNearly ZEBとした次世代の都市型コンパクトオフィスのモデルとなることを目指した建物です。

■木材の未来を拓くゲノム診断技術
/住友林業株式会社・北海道立総合研究機構森林研究本部 林業試験場・北海道立総合研究機構森林研究本部 林産試験場
<ソーシャルデザイン部門>【調査・研究分野】




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国産材の用途を広げるための新品種開発を加速する研究。
樹木のゲノム情報(DNA中の塩基配列、全ての遺伝情報)を診断に利用して新品種開発のスピードアップを図る。
本研究では苗木のゲノム情報から将来高強度材になる樹木を診断することで、大型建築の構造材にも利用できる高強度品種の開発に繋げる。
住友林業はゲノムと材質のビッグデータ解析を担当
カラマツとグイマツを掛け合わせた雑種の1つ“クリーンラーチ”を対象品種として研究開発。


 木材が持つ可能性を広げてサーキュラーエコノミー社会の実現を目指し、日本の森林および木材の付加価値向上に寄与します。

■みんなで作るみんなの郵便局「丸山郵便局」
/日本郵政株式会社一級建築士事務所・日本郵便株式会社・住友林業梶E南房総市教育委員会・株式会社早川
<ソーシャルデザイン部門>【建築・空間分野】




[画像8]https://user.pr-automation.jp/simg/1897/64708/250_335_20221028181417635b9d6995ad1.png

「丸山郵便局」は日本郵政グループが推進するカーボンニュートラルの実現をめざす環境に配慮した郵便局(「+(ぷらす)エコ郵便局」)の第1 号店舗。
国内の郵便局として初めてCLT(直交集成板)を採用。
木造平屋建ての木のぬくもりがあふれる郵便局で施工を住友林業が担当。
スギ材のCLTを壁に、スギ・ヒノキのハイブリッドCLTを屋根に、地域の子ども達と地元千葉県産の杉材を使って製作した「焼杉」を外壁部分に使用。天井は一面無塗装のヒノキCLTの現しとし、筆記台やお客さまベンチなど人が触れる部分にも積極的にCLTを活用している。屋根には太陽光発電設備も搭載。




 循環型社会の形成に寄与し、SDGSへの貢献を果たしていく日本郵政グループの姿勢を示すプロジェクトです。

■H1O青山/株式会社熊谷組・野村不動産株式会社・住友林業株式会社
<ソーシャルデザイン部門>【建築・空間分野】




[画像9]https://user.pr-automation.jp/simg/1897/64708/400_180_20221028181423635b9d6fbd992.png

「断熱耐火λ-WOOD(R)(ラムダウッド)」*を用いた木造+鉄骨造のハイブリット構造で、木材は全て国産材を使用。
前面道路側を一部木造にすることでオフィスブランド、環境への取り組みが外観から分かる計画とした。
直接触れる箇所に天然木を使用し、利用者が木を実感できる空間とした。1階ピロティ柱部分の仕上材はSGEC認証材の杉板を使用。
環境への貢献度を可視化するため木造によるCO2削減量・固定量を数値化。住友林業は木材利用のメリット等知見を提供。

 利用者が木造を実感できる計画とし、都市における中大規模木造建築物の普及に向けて取り組んだ建物です。 

 *断熱耐火λ-WOOD(R)(ラムダウッド):CLT床を含む柱、梁、床、壁の1時間から3時間の木質耐火構造を持った部材 




本件に関するお問合わせ先
住友林業株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 佐藤・鈴木 TEL:03-3214-2270

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