プレスリリース
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るTVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。
9月25日に放送された第37回「オンベレブンビンバ」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?
テレビの視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
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※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?
第37回は、時政(坂東彌十郎さん)の権力を取り戻すためにりく(宮沢りえさん)が画策し、それを知った義時(小栗旬さん)が謀反を企んだとして時政を捕らえようとするという回でした。
政子(小池栄子さん)、大江広元(栗原英雄さん)らと新体制を始動させた義時は、泰時(坂口健太郎さん)を自身のそばに置き、強い覚悟で父・時政と向き合う。一方、時政を蚊帳の外に置かれ憤慨するりくは、娘婿・平賀朝雅(山中崇さん)を担いで対抗することを画策。三浦義村(山本耕史さん)を誘い、反撃ののろしを上げる。北条家内の対立が激化する中、実朝(柿澤勇人さん)は和田義盛(横田栄司さん)のもとへ、、、というストーリーでした。
SNSでは前回の放送直後から「オンベレブンビンバ」というサブタイトルについて話題になりました。「味がわからない」、「謎すぎる」と戸惑う声や、イタリア語で「子どものための影」という意味だという投稿や、脚本を担う三谷幸喜さんの造語だという説、さらに「ウケ狙いの大喜利」までさまざまな意見が飛び交い、この1週間話題を集め続けていました。
毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移
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最も注目されたのは、20時18分で、注目度は76.4%でした。政子と義時が、亡くなった重忠(中川大志さん)の本領を与える事を、妻のちえ(福田愛依さん)に話し、ちえが立ち去ろうとするシーンです。義時は素直に本領をもらえと言いますが、ちえは謀反人なのだから厳しくご処断下さいと逆らいます。政子は重忠は謀反人ではないと否定しますが、ちえは「今更何を。謀反人だから処罰されたのだ」と声を荒げ、武蔵に帰ると言います。それから、ちえのその後についてのナレーションまで注目されました。前回の放送で重忠に注目が集まっていたので、重忠の妻であるちえのシーンにも注目が集まったものと考えられます。
二番目に注目されたのは、20時38分で、注目度は73.5%でした。北条の館に連れてこられた実朝に時政が挨拶をします。その後シーンが変わり鎌倉の御所で時房(瀬戸康史さん)が義時と政子に義村から受けた時政の策略についての報告をします。政子が時政の考えは無謀だと言いますが、義時は時政は無謀だということに気付いているのではないかと話します。そして時政が北条の皆を集めて宴会をした理由について、政子と義時が思いを巡らせる辺りまで注目されました。りくの策を実行に移してしてしまった時政と、いよいよ北条同士でぶつかるのかというシリアスなシーンに注目が集まったものと考えられます。
注目度が一番低かったシーン20時44分で、64.3%でした。紀行のシーンでした。番組もほぼ終わりだったため注目されなかったものと考えられます。
注目度が二番目に低かったシーン20時14分で、64.5%でした。りくが時政に権力を取り戻すための策を話すシーンです。りくは場合によっては政子と義時を討つことになるかもしれない、死んだ政範(中川翼さん)の為にも成し遂げてほしいと話すと、時政は黙り込みました。北条の今後を左右するような話の内容ではありましたが、りくと時政二人だけのシーンが長く続き、注目が下がってしまったものと考えられます。
※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%
<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://telescope.tvisioninsights.co.jp/summary-kamakura13/
TVISIONでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。
【TVISION INSIGHTS株式会社について】
TVISION INSIGHTS株式会社は人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、TVISIONが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というTVISION独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
本件に関するお問合わせ先
TVISION INSIGHTS株式会社 広報担当 佐野、峯島
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル6階
E-mail info@tvisioninsights.com
Tel(担当直通) 050-5468-2785
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リリース掲載
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過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析
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