プレスリリース

　ヤマハ発動機株式会社は、このたび、当社森林計測サービスの顧客向けに、計測解析結果を簡便かつ有効に活用できるクラウドサービス「ヤマハモーターフォレストマネジメントシステム（YFMS）」を開発し、提供を開始しました。

　従来から、森林計測結果の報告書とともに計測解析結果のデータも顧客に納品していますが、測定解析結果のデータが大容量であるため、一般のパソコンでは扱いづらく、またデータを活用するには多機能かつ専門的な地理情報システム（GIS）の操作法を習得する必要がありました。
　「YFMS」は、データ活用のための機能を厳選し、直観的な操作性を重視しています。また、ハイスペックな専用パソコンでなくてもインターネット接続ができる環境であれば、どこででも利用できるようクラウドサービスとしました。

　当社の森林計測サービスは、自動航行機能など高い航続性能を備える自社製の産業用無人ヘリコプターを活用します。空からの森林計測に最適なスペックである高解像度LiDARを無人ヘリコプターに搭載し、樹頂点から30〜50mの上空より1秒間に75万回のレーザを照射します。これにより、高密度・高精度な点群データを計測範囲の全域から獲得。計測による「森林の見える化」を実現し、林業のスマート化、業務精度・効率の向上に貢献します。

■クラウドサービス「YFMS」の主な機能
1. 対象森林全体の状況を俯瞰し、施業対象エリアを検討する際、確認したい計測結果をプルダウンメニューで選択し、背景地図を重ねて表示することが可能
2. 施業場所・施業ルート・立木の様子などを確認したい際、森林計測時に得られた点群データを用いて、林内の任意場所の断面図を作成・表示することが可能
3. 複数の作業道案から効率的な作業道を選択したい際、作業道として伐開される場所に存在する立木の本数・材積、作業道を使って集材可能な範囲に存在する立木の本数・材積を確認することが可能

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林内断面図の作成・表示画面（一例）



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作業道作設の支援画面（一例）



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■ヤマハ発動機森林計測サービスの特徴
https://www.yamaha-motor.co.jp/ums/forest/