プレスリリース
〜家庭内で10ギガクラスの高速無線通信を実現。22年度中に発売予定〜
● 最新の高速無線LAN規格IEEE802.11axに対応した10G-EPON端末を開発
● 無線ルータ機能とONU機能を物理的に別構成することにより、今後の新規格へも柔軟に対応
● オプションのメッシュ子機と組み合わせることで、さまざまな室内環境において安定性や接続性を向上
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、最新の高速無線LAN規格であるIEEE802.11axに対応した、10ギガ通信用の無線LAN内蔵D-ONU「FITELwave(R) AG30」を開発しました。これにより家庭内で10ギガクラスのFTTHシステムによる高速無線通信を実現します。本製品は2022年度中の販売開始を予定しています。
■背景
光ファイバを使ったブロードバンド接続であるFTTHシステムでは、ギガ超(1Gbpsを超える速度)の通信サービスが普及し始めており、家庭内に設置される光通信端末(ONU)も10ギガクラス(10Gbps)を実現しています。さらに、昨今は家庭内でもスマートフォンをはじめとする無線LANによるインターネット接続が主流であるため、有線LANの高速化のみでなく10ギガクラスの無線LAN通信が求められています。
■内容
「FITELwave(R) AG30」は、10G-EPON用FTTHシステムの通信端末として当社の10G-EPON用センター装置(AGX5000等)と組み合わせて使用することで、ケーブルテレビ事業者をはじめとする通信事業者は、10ギガクラスの高速無線通信に対応したFTTHサービスを各家庭に提供することが可能となります。
また、無線LANの規格は数年毎に新たに策定されますが、「FITELwave(R) AG30」は無線ルータ機能とONU機能を物理的に別構成することにより、FTTHと無線LANの異なる技術進歩のスピードに応じてお客様が必要とする最適な方式の組み合わせで提供可能になり、今後の新規格等への柔軟な対応を実現します。
さらに、オプションである無線LAN用メッシュ子機である「FITELwave(R) AG30e」を併用することで、さまざまな室内環境において無線LANの安定性や接続性を向上します。
なお2022年7月28日(木)から29日(金)に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2022」に本製品を出展します。
『FITELwave』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。
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<FITELwave(R) AG30>
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<FITELwave(R) AG30e>
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■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182