プレスリリース
「なつかしさ」はビタースイート。記憶心理学者とたどるメカニズムと心理的効果 -- 追手門学院大学のニュース発信サイト「OTEMON VIEW」に掲載
学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「『なつかしさ』はビタースイート。記憶心理学者とたどるメカニズムと心理的効果」と題した記事を掲載。私たちが「なつかしい」と呼び起こす記憶にはどのようなものがあるか、またどのような時にそうした懐かしさを思い出すのか?といったことについて、認知心理学や記憶心理学などを専門とする同大心理学部の川口潤教授が解説する。
学生時代の入学式や修学旅行、家族で訪れた旅先での出来事......なつかしい記憶は人それぞれにあり、普段はそれを特別に意識することはない。しかし、音楽や匂いなど、その記憶とともに封じ込められた「きっかけ」に触れたとき、脳裏に当時の様子が鮮やかによみがえり、ときには時間をさかのぼって再体験したかのような感覚を覚えることすらある。
誰もが感じたことのある「なつかしさ」に関する記憶の研究は近年、とりわけ実体験の記憶に由来する「個人的なつかしさ」に関する心理学領域での研究が進んでいる。なつかしい記憶の想起によって、主観的幸福感(well-being)の向上や、他の心理特性にも影響が見られる可能性が示唆されている。
今回の記事では、なつかしい記憶のメカニズムと心理的効果について、実験的方法を用いて研究を行う「実験心理学」の専門家でもある記憶心理学者の川口潤教授が解説する。記事の主なポイントは下記の通り。
【ポイント】
■「なつかしさ」は人間だけが持つ特別なもの
○心理学領域で研究が進む「なつかしさ」とは
○なつかしさを呼び起こす「エピソード記憶」
○なつかしさはビタースイート。人間ならではの感情
■誰もが一度は経験する「メンタルタイムトラベル」
○記憶と時間的距離感の関係について
○過去と未来への脳内タイムトラベル!?
○思い出し上手はプランニング上手
■なつかしい記憶を思い出すと幸福感が増す!?
○世代間で差がある「ネガティブな記憶」
○なつかしい記憶の心理的効果
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2460/
●「OTEMON VIEW」
学校法人追手門学院が大学公式ホームページに開設している特設サイト。「ニュースの面白さは、見方次第。」をコンセプトに、日々移り変わる世の中の出来事を同大の教員らが教育・研究成果などの専門的知見に基づいて読み解いた記事を掲載している。
URL: https://newsmedia.otemon.ac.jp/
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