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プレスリリース

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

【声明】G7首脳は、かつてない飢餓の危機への対応に今すぐ大規模な資金拠出を−国際NGOセーブ・ザ・チルドレン

(Digital PR Platform) 2022年06月24日(金)14時00分配信 Digital PR Platform

2022年6月26日から28日にかけてドイツのエルマウで開催されるG7サミットを前に、セーブ・ザ・チルドレンはG7首脳に対し、次の声明を発信します。
「世界は、21世紀最大の飢餓の危機に直面しています。この数十年で初めて、飢餓と栄養不良に陥る子どもたちが増加しました。数百万もの世帯が、子どもたちに十分な栄養のある食事を与えるのに苦労しています。ウクライナ危機は、世界で進む飢餓の問題をさらに悪化させ、食料不足や食料価格の高騰をまねいています。

『アフリカの角』と呼ばれるアフリカ大陸東部の地域では、飢饉発生の兆候が見られます。栄養不良の子どもたちが増加している一方で、必要なケアの提供には限界があり、治療の需要に追い付いていません。もはや議論や検討をしている場合ではありません。多くの人々の命が、いま、犠牲になっているのです。私たちは、G7 が食料安全保障への主要な対応として、世界の栄養不良に緊急かつ前例ない規模で取り組むことを強く要請します。

その中心となるべき取り組みは、『食料と栄養の安全保障のためのグローバル・アライアンス』を創設することです。そして、世界で最も脆弱な状況に置かれた新生児や子ども、女性がこの危機を生き延びられるよう、緊急かつ大規模な数十億米ドルの支援を確約することです。

現在、G7 で『食料安全保障のためのグローバル・アライアンス』の創設が提案されていますが、『栄養』が抜け落ちています。この提案には、多くの人々、特に子どもや女性が健康でいるために栄養が果たす重要な役割が含まれていません。

私たちは、G7が食料安全保障を優先し、拡大する飢餓の問題に取り組むための資金を動員することを歓迎します。しかし、従来の食料支援では不十分であり、重度の栄養不良の子どもたちを命の危機から救うことはできません。また、栄養不良は、数十年にわたる開発の成果を後退させるだけではなく、子どもたち、特に女子の教育や健康、暴力からの保護などを奪いかねません。子どもたちの将来の生計も危険に晒されるでしょう。これまで通りの対策では、こうした重大なリスクを生じさせる栄養不良の増加の波をくい止めることはできません。」

<セーブ・ザ・チルドレン概要>
1919 年に英国にて創設。子どもの権利のパイオニアとして、すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現されている世界を目指し、現在、世界約120ヶ国で子ども支援活動を展開する国際 NGO です。日本では1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立しました。


本件に関するお問合わせ先
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 広報 太田
TEL:03-6859-0011 携帯:080-2568-3144/ E-mail: japan.press@savethechildren.org

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