プレスリリース
フェリス女学院大学が「日本・ウクライナ大学パスウェイズ」に参加 -- ウクライナからの避難学生の受け入れを決定
フェリス女学院大学(神奈川県横浜市/学長:荒井真)はこのたび、一般社団法人パスウェイズ・ジャパンが企画する「日本・ウクライナ大学パスウェイズ」に参加。ウクライナからの避難学生を受け入れることを決定した。同大では、最大2名の学生を科目等履修生として受け入れ。その後、学生が希望し、留学生入試に合格した場合には正規学生として受け入れる。
パスウェイズ・ジャパンは、教育を通じて難民の新しい道を拓くことを目指して活動する一般社団法人。世界各地で難民の状況となった人々を受け入れ、主体的に日本社会の一員となることができるようサポートしている。
同団体では、ロシアのウクライナ侵攻により母国にいられなくなったウクライナ人学生およびその家族の日本への受け入れと定住を支援する「日本・ウクライナ教育パスウェイズ」を開始。フェリス女学院大学はこの活動に参加し、最大2名の避難学生を受け入れる。
フェリス女学院は「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を建学の精神とし、「For Others」を教育理念に掲げる。
同大には毎年40名程度の留学生が在籍しているほか、半年から1年間の交換留学生を13か国20の協定校から受け入れている。これまでの留学生受け入れ、教育、支援の経験を活かして今回のウクライナ人学生の支援を行い、大学一丸となって「For Others」を実践していく。
同大における受け入れの概要は下記の通り。
・受入形態
科目等履修生として受け入れる。その後、同大の留学生入学試験に合格した場合は正規学生とする。
・人数
最大で2名
・受入開始
2022年度後期から
・支援内容
渡航費および渡航に伴う各種サポート。フェリス女学院大学「国際学生交流会館」を住居として無償提供、月8万円程度の生活費を支給する。また、日本での学修や生活に不自由しないレベルの日本語能力を身に付けられるよう、同大の留学生向けの日本語教育を無償で提供する。
国際センターや学生支援センターにおいて、日本での生活の立ち上げや、日常的な不安に対する相談に応じるなど生活全般に関して支援するほか、就職課によるキャリア支援も行う。
なお、受け入れに関しては、同大の3つの同窓会(りてら:文学部・国際交流学部同窓会、Fグループ:音楽学部同窓会、りべるて: 旧短期大学家政科同窓会)も経済的な支援による協力を申し出ている。
(参考)
◆「日本・ウクライナ教育パスウェイズ」
パスウェイズ・ジャパンは、パートナー団体および大学・日本語学校と協力して、ロシアのウクライナ侵攻により母国にいられなくなったウクライナ人学生およびその家族の日本への受け入れと定住を支援している。
2022年6月7日現在、関東を中心に15大学が受け入れ機関として参画しており、非正規生(聴講生や短期留学生)として学生を受け入れる1年から1年半の短期プログラムを提供する。
パスウェイズ・ジャパン: https://www.jepn.org/ja
日本・ウクライナ教育パスウェイズ: https://pathways-j.org/ukraine-uni
◆フェリス女学院大学
フェリス女学院は1870年(明治3年)に創立された日本で最初のミッション系の女子教育機関。創立者は、アメリカ人女性宣教師、メアリー・E.キダー。
教育理念は、新約聖書の中の一句''For Others''という言葉で、同学院において永く守られてきたモットーである。この言葉は、愛と配慮を、単に自分や自分の家族・友人、あるいは自国だけに向けるのではなく、見知らぬ他者、異なった文化と歴史をもっている地球の裏側にいるような民族と国家にも向けなければならないことを教えている。
https://www.ferris.ac.jp/
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