プレスリリース
地域一体となって医療職者を育てる環境づくり『医療人養成プラットフォーム』を構築 -- 地域の高齢者の方が模擬患者となり、救急救命学科の実習に参加します --
京都橘大学は、医療教育の充実を目指して、地域の高齢者の方々が所属している団体である「NPO法人シーズネット京都」や「大宅地域女性会」と連携し、『医療人養成プラットフォーム』を構築しました。また、このプラットフォームを活用した取り組みとして、6月10日(金)、14日(火)に救急救命学科が行う実習において、地域の方に模擬患者(※1)として協力いただきます。
この『医療人養成プラットフォーム』は、地域の方がメンバー登録し、看護学部や健康科学部が実施する実習に参加することで、地域一体となって医療職者を育てていく仕組みです。学生にとっては、よりリアルな学びを実践でき、地域の方にとっては、これまでの自身の経験などが地域の学生を共に育てていくことにつながります。
近年、医療の高度化・複雑化とともに、質の高い医療が患者や家族から求められ、医療者はこれまで以上にコミュニケーション能力や判断能力が必要となってきています。本学でも臨床現場をリアルに再現したシミュレーション教育や、地域の高齢者の方に模擬患者として実習に参加いただくなど、実際の医療現場に近しい環境での教育プログラムを強化してきました。
このような取り組みを発展させ、今まで以上に質の高い医療教育の追究と良質な医療職者の輩出を目指し、『医療人養成プラットフォーム』を構築しました。
今後は、このプラットフォームを活用し、地域の高齢者の方に、家庭訪問実習の「場」の提供や授業への講師として登壇いただくなど、さらなる医療教育の充実と、地域医療への還元に寄与していきたいと考えています。
※1:患者役を演じていただく方のこと。
●実習の概要
・日時:6月10日(金)9:45〜11:45 / 14日(火)13:45〜15:45
・場所:京都橘大学 明優館1階D102実習室
・概要:模擬患者が、救急車を呼ぶ患者や救急車を呼ぶ家族の役を演じ、実習を行う
6月10日(金) 健康科学部 救急救命学科4回生 模擬患者 6名
6月14日(火) 健康科学部 救急救命学科3回生 模擬患者 7名
【NPO法人シーズネット京都について】
シニアの方々の老後を支えあう「仲間づくり」と経験・知識を生かす「役割づくり」そして心落ち着く「居場所づくり」の「三づくり」を通して、安心・安全な高齢化社会の推進に寄与することを目的に活動している、NPO法人(非営利活動団体)です。
【大宅地域女性会について】
学習と実践を通して地域の人々との絆を大切に、地域に根差した活動を目指している女性団体です。活動目標として、「歴史と伝統に誇りをもち、人ひとりの英知で、高齢社会に向かって、温もりのある地域づくりを推進すること」「男女共同参画社会を目指して行動すること」「すべての絆を大切にし、次代を担う人たちにその精神をつなぎましょう」を掲げています。
▼本件に関する問い合わせ先
京都橘大学 企画部 広報課
住所:〒607-8175 京都市山科区大宅山田町34
TEL:075-574-4112
FAX:075-574-4151
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【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/