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プレスリリース

古河電気工業株式会社

無架橋低発泡ポリプロピレンシート エフセル(R)のラインナップを拡大

(Digital PR Platform) 2022年05月19日(木)13時04分配信 Digital PR Platform

〜顧客ニーズに対応した高剛性・持続帯電防止製品を開発・販売〜

● 高剛性グレードは特にニーズの高い剛性と吸油率を改善
● 持続帯電防止グレードは当社考案の新製法の採用により、耐用年数が5倍に伸長
● ラインナップの拡大により、重量物や精密部品向けなどの用途にも適応

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、無架橋低発泡ポリプロピレンシート「エフセル(R)」の新たなラインナップとして、高剛性グレードと持続帯電防止グレードの2品種を開発しました。

■背景
 エフセル(R)は、独自の押出ガス発泡技術によるポリプロピレンシートで、表面平滑性や印刷のしやすさ、軽さの特長から、文具、梱包、養生など様々な用途で使用されています。なかでも梱包用途では、自動車部品や電子製品等の運搬時に利用する通い箱の仕切り材として広く採用されています。また、ほぼ100%ポリプロピレンの無架橋発泡のため、リサイクルが可能という点でも高い評価を得ています。当社では、さらなる用途拡大として高剛性と持続帯電防止機能を強化した製品の開発を進めてきました。


[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/58966/300_200_2022051812174462846558b6c07.jpg

< エフセル(R)外観 >

■内容
 この度新たなラインナップとして、高剛性グレードと持続帯電防止グレードの2品種を開発しました。
高剛性グレード
 気泡の連通率を下げたことで、梱包用途において特に要望を受けていた剛性強化において、エフセル(R)現行品(CP3030)と比較してMD(Machine Direction:流れ方向)は1.5倍、TD(Transverse Direction:垂直方向)は2.5倍に強化されました。(注1)また、吸油率も同製品比で10分の1に改善しました。その結果、膨潤・変形がしにくく、油環境下でも使用できるようになりました。これにより、重量物向け仕切り材や通い箱の外箱への適用が可能になります。


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/58966/700_154_202205181225316284672b693d5.jpg



持続帯電防止グレード

 新しい帯電防止原理に基づく当社独自の製法を採用することで、従来の当社帯電防止品が抱えていたブ
リードアウト(注2)の問題を改善しました。
 帯電による塵や埃、髪の毛等の吸着や静電破壊(注3)はもちろん、添加剤のブリードアウトによる表面への発粉を防止します。そのため、精密部品の梱包にも使用可能です。また、表面のみ帯電防止処理がされている製品が多い中、当社製品はこの新製法により、カット断面や表面が削れた箇所でも、表面同様に長期間にわたり帯電防止性能を維持でき、耐用年数が5倍に伸びます。(注1)




[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/58966/700_185_20220518122857628467f92aa34.jpg






 当社は今後も環境に配慮した製品の開発を通して、安全・安心・快適な社会の実現に貢献してまいります。

(注1)測定値であり、保証値ではありません
(注2)時間の経過により、製品内の添加剤が表面に浮き出てくる現象
(注3)電子部品が静電気によって破壊されること

『エフセル』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182

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