プレスリリース
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、このたび、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の「SuMPO環境ラベルプログラム」に基づく「エコリーフ環境ラベル」(*1)を「薄板7製品11件」(熱延鋼板、酸洗鋼板(*2)、冷延鋼板、冷延鋼板(フルハード)、電気めっき鋼板(*2)、溶融めっき鋼板(*2)、塗装鋼板(*2))で取得しました。
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エコリーフ環境ラベルは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体を考えた環境情報を定量的に開示するEPD(*1)認証制度の一つです。お客様はこれにより、使用する製品のライフサイクルでの環境負荷を客観的に評価することができます。
当社の薄板製品としては、容器用素材である「ブリキ・ティンフリースチール、ラミネート鋼板」に次ぐ認証取得となり、自動車、家電、住宅、生活インフラといった幅広い分野で使用される薄板製品が対象となります。日本製鉄は薄板製品のトップメーカーとして、豊富なラインナップと確かな品質で、軽量化、高強度化、省工程化等を通じ、お客様のCO2削減、環境負荷低減に貢献しています。
また、建築物においてエコリーフ環境ラベルなどのEPDを取得した製品を一定数量以上使用した場合には、建築等の環境評価システムであるLEED認証(*3)の申請において加点が与えられます。本エコリーフ環境ラベル(建設用(*2))取得により、お客様のLEED認証取得に大きく貢献できるものと考えております。
日本製鉄が取得したエコリーフ環境ラベルは、2019年12月、H形鋼について最初に取得して以降、各品種・製品で取得を進め、現在計33件にのぼり、当社鉄鋼製品の大半をカバーすることになりました。世界でカーボンニュートラルに向けた動きが加速しているなか、お客様から使用する素材までも含めた評価を受ける分野が増えております。今回、薄板製品における取得範囲を拡大したことにより、日本製鉄の薄板製品を使用するお客様において薄板製品のライフサイクルでの環境負荷を客観的に評価しやすくなります。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求するとともに、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した、リサイクル性に極めて優れ、環境に優しいサステナブルな素材である鉄鋼製品の環境性能開示に今後も積極的に取り組んでいきます。
(*1) エコリーフ環境ラベル
エコリーフ国際規格ISO 14025に準拠した「タイプV環境宣言」いわゆるEPD(Environmental Product Declaration)の1つ。EPDは、宣言された製品の資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至るまでの定量的な環境情報を示しており、(一社)サステナブル経営推進機構が管理運営している。企業活動におけるCO2削減目標や製品の環境負荷を定量的に設定・評価するための客観的な根拠として活用されています。
(*2) 建設用製品のエコリーフ環境ラベル
酸洗鋼板、電気めっき鋼板、溶融めっき鋼板、塗装鋼板は建設用製品としても今回エコリーフ環境ラベルを取得。
(*3) LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)
非営利団体U. S. Green Building Councilが開発し、Green Business Certification Inc.が運用を行っている、建築等の環境性能の評価システム。
以 上
(お問い合わせ先)
・リリースに関するお問い合わせ 総務部広報センター 03-6867-2146
・製品、事業に関するお問い合わせ 薄板事業部薄板企画室 03-6867-6855
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