プレスリリース
満足度94%!「海外スタディ・ツアー『リトアニア研修』」参加学生へ聞いた、評価と成果を明らかにするアンケート調査
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は、2022年2月14日(月)から2月20日(日)にかけて、グローバル・リベラルアーツ学部(以降、GLA学部)の学生を対象とした「海外スタディ・ツアー『リトアニア研修』」を実施。GLA学部生の6割にあたる33名が参加し、研修後にアンケート調査を実施しました。本研修全体に対する学生の満足度は非常に高く、参加学生の94%が「大変良かった」又は「良かった」と回答。その他、リトアニアをとりまく国際情勢への理解度や、リトアニアに対するイメージの変化など、幅広く回答を得ることができました。本研修は「グローバルな問題解決能力を身につけ、平和のために活躍できる人材を育てること」が目的で、現地でしか体験できない歴史や文化を学ぶための関連施設見学や、本学と国際協定を結んでいるヴィータウタス・マグヌス大学の学生との交流といった体験型研修を中心としました。特に、この時期に実施したのは、2月16日のリトアニアの独立記念日を学生に体験させ、リトアニアの歴史や歩んできた途を学生に直に理解してもらう目的がありました。
神田外語大学が2021年4月に開設したGLA学部では、グローバルな視点と歴史・宗教・環境などの教養をもち、地球規模の問題解決に貢献できる人材教育をおこないます。入学後の半年間を、将来について考える「グローバル・チャレンジ・ターム」としており、柱となるのが1年次の6月〜7月に実施する「海外スタディ・ツアー」です。2021年はコロナ禍により海外渡航を断念し、代替プログラムとして、神田外語グループが福島県に擁する国際研修センター、ブリティッシュヒルズにて「海外スタディツアー2.0」と銘打った国内で出来る海外留学の新たな形を実施しました。学生らは、オンライン研修にてリトアニアを含む4地域における歴史や文化などを学び、且つ提携大学の学生との交流をおこないました。
しかしながら「現地でしか体験できないことを通して探求心を育みたい」という考えのもと、海外派遣が可能になった際には、場所や期間を変更して派遣を実施することを検討し続け、研修先のコロナ感染状況や世界情勢を鑑み、このたび実地研修が実施されることとなりました。
日本をはじめとする各国は、新型コロナウイルス感染症対策として各種の水際対策を実施しています。そのため、イスラエルのように昨年時点で海外からの入国を原則禁止としている国には渡航できず、また、短期のツアーであることから、入国後一定の隔離期間が設定されている国への渡航も現実的ではありません。そのため、4地域のうち、新型コロナウイルスワクチンを2回接種していれば、隔離期間なく入国できる国がリトアニアだけであったことから、リトアニアに絞って実施する形となりました。(実施後のプレスリリース: https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/187807/
)
このたび、本研修に参加した学生33名にアンケートをとることで、本研修の評価や成果について把握できると考え、本調査を実施し、全33名から回答を得ることができました。海外スタディ・ツアー全体について、最も当てはまる項目を選んでもらう質問では94%の学生が「大変良かった」「良かった」と回答しました。具体的には「オンラインでは学びきれなかったことを現地で学ぶことができた」「学んだ英語を活用することができた」「自国の文化と異なる文化を学ぶことができた」といった声が挙がり、2021年6〜7月にオンラインによるプログラムを受講し、今回、実際に現地でフィールド・ワークに参加する2段構えのプログラムとなったことが、結果的に学生の学びの深まりや満足度につながったものと考えられます。
本調査から、ほとんどの学生が、今回のツアーに参加したことを満足しており、今後の学びや将来の進路を考えるうえでのきっかけとなったこと、また、リトアニアという国をより理解することができ、歴史や宗教に対する関心が深まったと受け止めていることは、大きな成果であったと考えています。
結果の一部として「海外スタディ・ツアー全体に対する満足度」「リトアニアでの活動プログラムに対する満足度」「海外スタディ・ツアーに参加した後のリトアニアについての理解度」「自身の学びや将来を考える気づきの機会となったか」を公開します。
【調査概要】
アンケート実施期間:2022年2月21日(月)〜2月23日(水)※帰国後の待機期間中
調査対象:『海外スタディ・ツアー「リトアニア研修」』に参加した学生33名
実施方法:3日間の指定施設での待機期間中にアンケートへの回答を依頼
回答数 :33名(回答率:100%)
【回答結果】一部抜粋
(1)海外スタディ・ツアー全体に対する満足度
添付画像参照
◆学生コメント(一部抜粋)
・オンラインでは学びきれなかったことを現地で学ぶことができた
・学んだ英語を活用することができた
・自国の文化と異なる文化を学ぶことができた
・GLA学部に入学して良かった
学生のコメントから、2021年6〜7月にオンラインによるプログラムを受講し、今回、実際に現地でフィールド・ワークに参加する2段構えのプログラムとなったことが、結果的に学生の学びの深まりや満足度につながったものと考えられます。
(2)リトアニアでの活動プログラムに対する満足度
添付画像参照
(2)-1.独立記念日のセレモニーに参加したことに対する満足度
添付画像参照
◆学生コメント(一部抜粋)
・リトアニアの人々が自国の歴史をしっかり理解し、尊重していることが分かった
・親達がみな子どもを最前列に並ばせて熱心に教えていたので、小さい頃から歴史について親から学ぶのだと少し驚いた
・日本では日本国民であることに誇りをもっていても、セレモニーのようにお祝いする機会はほとんどないため新鮮であった
・独立できた日は、リトアニアの方々がリトアニア人として生きることが出来ている原点だとその様子を見て改めて実感した
約97%の学生がプログラム内容に満足しており、約94%の学生が、独立記念セレモニーを体験したことを肯定的に捉えています。学生にとって、平和の尊さや平和維持、国家の主権や独立などについて深く考えるきっかけとなり、今回の海外スタディ・ツアーを独立記念日に合わせ実施した意義が大いにあったと受け止めています。
(2)-2.ヴィータウタス・マグヌス大学の学生との交流会に対する満足度
添付画像参照
「大変良かった」「良かった」と回答した学生の比率は約78%で他のアクティビティと比較すると予想したほど満足度は高くない結果となりました。「現地の学生と知り合うことができて良かった」という肯定的な意見も多い反面、「交流会で出されたクイズが難しすぎた」という意見も目立ち、次回はヴィータウタス・マグヌス大学と相談のうえ、内容について少し見直す必要があると考えられます。
(3)海外スタディ・ツアーに参加した後のリトアニアについての理解度
(3)-1.リトアニアについて理解することができたか
添付画像参照
「今回リトアニアを訪問したことで、リトアニアの歴史・文化・社会やリトアニアをとりまく国際情勢などを理解することができたか」という問については「十分に理解できた」は約16%で、「やや理解できた」と合わせると約94%の学生がリトアニアについて理解が進んだと回答しました。
(3)-2.リトアニアに対するイメージの変化
添付画像参照
(3)-3.リトアニアに対する印象
添付画像参照
(3)-2にて、リトアニアへのイメージの変化について聞いたところ、約97%の学生が、イメージが「大いに変わった」、あるいは、「多少変わった」と回答しました。結果として、(3)-3の「リトアニアに対する印象」では、「大変良い印象をもった」が約63%、「どちらかと言えば良い印象をもった」が約31%で、約94%の学生が良い印象をもったと回答しています。
主な理由としては、「人々が素朴で優しく、親切」、「瀟洒な街並みで綺麗」、「歴史と伝統を感じさせる」、「自らの歴史や文化に誇りをもち大切にしている」、「カウナスは治安が良く安心」といった声が挙がりました。
(4)自身の学びや将来を考える気づきの機会となったか
添付画像参照
◆学生コメント(一部抜粋)
・教会や第9要塞博物館を見たことで、宗教について少し勉強をしたくなった
・海外の歴史、出来事、文化などを知ることがとても好きだということが再認識できた
・宗教や過去の歴史、マイノリティなどに対する理解なしに平和を語れないという気づきを得ることができた
・リトアニアで歴史に関することをたくさん学んだので、世界情勢などに興味が湧いた
・リトアニアでは自分が知らなかった日本との関係を知ることができたので、日本と他の国との関係も調べてみたいと思った
・人道支援に携わりたいという気持ちが強まった
「大いになった」が50%、「多少はなった」が約41%で、ほとんどの学生が、将来の学修や進路を考えるうえでの気づきやきっかけになったと答えました。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園(神田外語グループ) グループコミュニケーション部
室井優太朗
住所:東京都千代田区内神田2-13-10
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/