プレスリリース
京都産業大学現代社会学部 藤野敦子ゼミ(ゼミテーマ:家族・労働・ジェンダーにかかわる研究)の学生6人は、「生理の貧困」が問題になっていることに関心を持ち、本学における生理の実態を調査するため、本学女子学生を対象にアンケートを実施、報告会を行った。
今回の調査報告会は、京都産業大学ダイバーシティ推進室が実施するイベント「りもらんの日」(オンラインで学生や教職員にダイバーシティ推進に関する情報を知ってもらうイベント)の一環として実施された。
「生理を理由に授業を休んだことがあるか」という設問項目では、回答者の約5人に1人が授業を欠席している事実があり、そのうち「欠席理由が生理である」と教職員に伝えたことがあるのはわずか10%。生理痛による活動への影響を感じたことのある学生は一定数いるものの、それを伝えることができるのはごく少数派であった。また、大多数が女子トイレの生理用品設置や生理用品の無料配布に賛成していることがわかった。
生理の貧困の問題において、女性に偏った負担は経済的な問題だけではなく、社会全体の理解の欠如も課題であるという気付きから、立場や性別に関係なく、皆が生理による活動制限や負担に関する実態を知る機会を設けることを提案し、誰もが学習の機会を損なわない学習環境を整えることの大切さを唱えた。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・ダイバーシティ7分情報館 りもらんの日「〜京都産業大学における生理に関する実態調査報告〜」
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20211223_350_rimoran3.html
・京都産業大学 ダイバーシティ推進室
https://www.kyoto-su.ac.jp/about/torikumi/r_support/
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