プレスリリース

大妻女子大学文学部英語英文学科（東京都千代田区）はこのたび、「全国高校生英語再生ことわざコンテスト2021」の審査結果を発表した。「再生ことわざ」とは、英語のことわざの一部を別な語に置き換え、新たなことわざを生み出すもの。音声・語彙・文法のすべての領域にわたる総合的な言語能力が必要となり、鋭く豊かな感性を発揮することが期待される。今年度は、海外も含めた総数292編の中から、優秀賞1篇、入賞6編が選定された。




　大妻女子大学文学部英語英文学科では、2019年に「英文学科」から名称変更したことを記念して「全国高校生英語創作ことわざコンテスト2019」を開催。翌年から「全国高校生英語再生ことわざコンテスト」として実施している。

　同コンテストでは、英語を母語としない高校生を対象として作品を募集しており、今回は2021年11月4日から18日までの期間に、海外も含め総数292編が寄せられた。
　選考の結果、千葉県立佐倉高等学校3年のPearl（ペンネーム）さんに優秀賞を授賞することを決定。Pearlさんは「Learn to walk before you run.」を改変し、「Learn to care before you glare.」という再生ことわざを生み出した。相手をよく知らないまま傷つけ、敵視するよりも、その人の気持ちにまず寄り添い、本当のことを知ることが大切だという、現代のインターネットなどで起こる誹謗中傷の問題を表現している。

　同コンテストは高校の授業に取り入れられているケースもあり、コンテストに伴って実施したアンケートでは、応募全体の87％が授業の一環として応募したと回答している。

　入賞者と作品は以下の通り。

■「全国高校生英語再生ことわざコンテスト2021」入賞者・作品
＜優秀賞＞
●ペンネーム：Pearl（千葉県立佐倉高等学校・3年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Learn to walk before you run.　→　Learn to care before you glare.

＜入賞＞
●ペンネーム：Erika（生光学園高等学校・1年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Better safe than sorry.　→　Better state than worry.

●ペンネーム：Nodoka（大妻嵐山高等学校・2年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Strike while the iron is hot.　→　Strive while the virus is out.

●ペンネーム：Rkau（国際基督教大学高等学校・2年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　A picture is worth a thousand words　→　Love is worth a thousand likes

●ペンネーム：Shiho（筑波大学附属高等学校・2年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Necessity is the mother of invention.　→　Sustainability is the mother of the next generation.

●ペンネーム：Taiyo（横浜インターナショナルスクール・10年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Faith will move mountains.　→　Faith will move minorities.

●ペンネーム：yanoyu（東京都立桜修館中等教育学校・2年）
【既存のことわざ→再生ことわざ】
　Brevity is the soul of wit.　→　Solitude is the soul of sparks.

※入賞者のコメントや講評などの詳細は、英語英文学科ホームページの「『全国高校生　英語再生ことわざコンテスト2021』2021年度審査結果」をご覧ください。
「全国高校生　英語再生ことわざコンテスト2021」2021年度審査結果
　http://www.lit.otsuma.ac.jp/english/anti-proverb/schedule-and-results-of-judgement/ay2021

＜関連記事＞
・大妻女子大学が「全国高校生英語再生ことわざコンテスト2021」を開催 -- 11月4日から18日まで作品を募集（2021.06.28）
　https://www.u-presscenter.jp/article/post-46118.html

＜関連リンク＞
・大妻女子大学　英語英文学科ホームページ
　http://www.lit.otsuma.ac.jp/english/


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