プレスリリース
〜データセンタ等における次世代高密度接続の普及を促進〜
● センコーアドバンスと協業し、同社のSN(R)-MTコネクタ用に小型MTフェルールを開発・製造販売
● SN(R)-MTコネクタは従来のMPOコネクタの2.7倍以上の高密度化が可能で、今後の普及に期待
● 小型MTフェルールの試作品を米国で開催されるOFC2022の展示会に出展
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、センコーアドバンス株式会社(三重県四日市市中川原2丁目5番23号、代表取締役社長:大倉良介)と協業し、高密度接続が可能な次世代の小型多心コネクタとして期待される同社のSN(R)-MTコネクタ用に小型MTフェルールの開発・製造販売を行います。これにより、次世代高密度接続を実現し、データセンタ等における普及を促進します。
■背景
データトラフィックの急激な増大に伴い、データセンタでは従来以上に早急な光ファイバネットワークの大容量化が求められおり、併せて、ファイバ心数の増加に伴い光接続部の高密度化が急務となっています。既存のMPOコネクタでは高密度化に限界があることから、より小型の多心コネクタによる高密度化が期待されています。
■内容
センコーアドバンスの次世代小型多心コネクタ、SN(R)-MTコネクタにおいて、古河電工はセンコーアドバンスと協業し、小型MTフェルールの開発・製造販売を行います。SN(R)-MTコネクタを用いることで、従来のMPOコネクタの2.7倍以上の高密度化が可能となります。開発した8心・16心の小型MTフェルールは4月からのサンプル供給を予定しており、米国サンディエゴで開催されるOFC2022における展示会(3月8日〜10日)のOFSブースにて試作品を展示します。
16心SN(R)-MTコネクタはMTフェルールのファイバピッチを200µmとしていることから、古河電工が展開している16心ローラブルリボンへも適用しやすく、超多心ケーブル(3456心、6912心等)と組み合わせることで、端末を小型化したコネクタ付きケーブルを実現することができます。
当社は、本協業を通してセンコーアドバンスとともに両者製品の市場への浸透を図ってまいります。
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<SN(R)-MTコネクタ>
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<SN(R)-MTコネクタ用16心MTフェルール(右)>
※左は通常サイズの16心MTフェルール(比較用)
SN(R)-MTコネクタ:https://senko.com/sn-mt-connector/
(Senko Advance Components)
『SN』は、SENKO Advanced Components, Inc.の登録商標です。
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
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古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182