プレスリリース
全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス」で使用する 血漿中181 位リン酸化タウ蛋白測定用の研究用試薬の発売について
当社の連結子会社である富士レビオ・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:石川 剛生、本社:東京都新宿区)傘下の富士レビオグループ主要各社は、このたび、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス G1200」および「ルミパルス G600U」(以下、2つを総称して「ルミパルス」)で使用する、血漿中の181位リン酸化タウ蛋白測定用の研究用試薬(以下「本試薬」)の販売を欧米で開始しますのでお知らせします。日本おいても準備が整い次第発売します。
181位リン酸化タウ蛋白は、アルツハイマー病との関連が指摘されているバイオマーカーのひとつで、脳脊髄液中の同蛋白を測定するルミパルス用の体外診断用医薬品を欧州および日本にて、研究用試薬を米国にて販売しています。一方、血漿中の同蛋白を測定する試薬は、検体採取における被検者への侵襲性を低減させるとともに、簡便に検査を行えることから、より広く検査の機会を提供できるものとして期待されています。
富士レビオグループでは、25年以上にわたるアルツハイマー病領域における研究開発の成果を活用し、ルミパルス試薬の開発および体外診断用医薬品としての承認取得を進めています。既に欧州および日本では、脳脊髄液中のβ-アミロイド1-42、β-アミロイド1-40、181位リン酸化タウ蛋白およびタウ蛋白(総タウ)を測定する体外診断用医薬品「ルミパルス β-アミロイド1-42」、「ルミパルス β-アミロイド1-40」、「ルミパルス リン酸化タウ181」、「ルミパルス 総タウ」を販売しています。米国においては研究用試薬として販売しており、体外診断用医薬品として承認取得を目指しています。
これら脳脊髄液を検体とする試薬に加え、本試薬の他、血漿中のβ-アミロイド1-42、β-アミロイド1-40を測定するルミパルス試薬の開発も進めています。今後さらに、アルツハイマー病との関連が指摘されているその他の血液バイオマーカーを測定するルミパルス試薬の開発も日本および欧州の拠点にて加速させてまいります。
富士レビオグループは、グローバル戦略の重要な柱として、アルツハイマー病領域における製品ラインアップのさらなる拡充を通じ、同疾患の診療により一層貢献すべく、今後も取り組みを続けてまいります。
なお、富士レビオグループは、本試薬の開発において、Alzheimer’s Drug Discovery Foundation(https://www.alzdiscovery.org/research-and-grants/diagnostics-accelerator
)より資金援助を受けています※。
※10/29付プレスリリース「血漿中の181位リン酸化タウ蛋白を測定する、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス®」用の試薬開発に向けたAlzheimer’s Drug Discovery Foundationからの資金援助について」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4544/tdnet/2036693/00.pdf
<注意事項>
本試薬は研究用です。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。
本ニュースリリースを含む当社のニュースリリースに記載されている医薬品、医療機器の情報は、当社の経営情報の開示を目的とするものであり、それぞれが開発中のものを含むいかなる医薬品、医療機器の宣伝、広告を目的とするものではありません。
以上
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