プレスリリース
〜浜松市 スモールスマート農業実証コンソーシアムアウトリーチ活動〜
ヤマハ発動機は、「浜松市 スモールスマート農業実証コンソーシアム」の一員として、国立研究開発法人農業・食品産業技術 総合研究機構のスマート農業実証プロジェクトに参加しています。
12月16日には、このプロジェクトのアウトリーチ活動の一環として、静岡県立浜松湖北高校の生徒40名に対し、浜松市春野協働センター及び春野町実証ほ場にて、スモールスマート農業研修会を行いました。
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スモールスマート農業実証プロジェクトは、中山間地域の持続可能な地域振興につなげるスマート農業のビジネスモデルを確立し、農家の収益性アップ、農業就労者の安定収入、収入拡大、中山間地の安定雇用、雇用拡大、人口増加などを目指しています。プロジェクト期間は令和2年4月1日〜令和4年3月31日の2年間です。
12月16日の高校生向け研修会では、当社の産業用ドローン「YMR-08」を始め、リモコン草刈機、自動操舵トラクターなどを紹介し、それぞれの役割と特徴、既存の機械との比較から見える効率性、収益性について説明しました。実証機器見学会では高校生が「YMR-08」を実際に持ち上げ、見た目よりも軽い重量を体感してもらい、最後には「YMR-08」のデモフライトを実施。ドローンによる農薬散布の様子を間近で見てもらいました。
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参加した男子高校生の1人は、「農業自体は人力が主体で大変な職業というイメージだった。スマート農機によって、働く人たちが安全にかつ楽に作業できると知り、見方が一変した。ドローンが農業に使われていることは知らなかった。ヤマハ発動機もそうだが、各メーカーの技術の進化が第一次産業の振興に繋がっていることも理解できてよかった」と感想を語りました。
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「YMR-08」実演を担当した笑顔畑の山ちゃんファーム代表の山下さんは、「浜松市から、高校生向けにという話があり、若者に少しでも農業に興味を持ってもらうために協力させていただいた。農業の可能性を示すとともに、大変、きつい、厳しいという印象を、スマート農業をみてもらうことで払拭する機会。またスマート農業が憧れの職業になってほしいので、ドローンを飛ばしている姿をみてもらうことも大切な一歩になる。農業者は、命を育てて命をつなぐ大切な仕事。自分たちが作る野菜で喜んでもらい、美味しい!と言ってもらえる、他にはない仕事だと感じてもらえたら大成功」と語りました。
農業人口は2000年から2020年までの20年間で約40%程度減少し、特に中山間地での農業は、高低差のある地形から、平地に比べて作業デメリットが大きく、作付面積維持の為には効率的なスマート機器導入が必須となっています。また、将来も中山間地農業を維持していくためには地域に根差した若い力も必要です。この研修会を通じて、地元で農業を勉強する若者に、土に触らなくても出来る農業貢献がドローンや無人ヘリで可能となる事を理解してもらい、次世代の担い手になってくれることを強く願っています。
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