プレスリリース
【神奈川大学】LIP.横浜トライアル助成金活用で製品化 筋電センサー''筋肉Phone''特許を取得 -- 人間科学部衣笠竜太教授のアイディア採用 --
<筋電センサー“筋肉Phone”>
“筋肉Phone”は、「筋肉の声を聴く。」をコンセプトに研究開発されました。
筋肉の動きを電気信号で読みとることで、トレーニングの質的評価や日常生活等において使われている筋肉の把握など、誰もが簡単に筋肉の活動を把握できるセンサーデバイスです。
今後、アスリートや筋トレマスターだけでなく、逆上がりに悩む子どもから筋力低下などの身体的な変化が気になる高齢者、また、リハビリの効果測定といったヘルスケア用途まで幅広く活用が期待されます。
※本研究の一部は、公益財団法人JKAによる「2020年度 機械振興補助事業」も活用しています。
横浜市では、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出する産学官金のネットワークである 「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP(リップ).横浜)」を推進しています。
このたび、「LIP.横浜」の取組の一つである「LIP.横浜トライアル助成金」(2018年度)を活用して研究開発した''筋肉Phone''の筋電位検出器及び筋電位検出システムについて、神奈川大学(神奈川区)が特許を取得(特許第6964355号)しました。
''筋肉Phone''は、神奈川大学 衣笠竜太教授のアイディアとサルーステック株式会社(金沢区)の技術を公益財団法人木原記念横浜生命科学財団がマッチングしたことにより開発が進みました。
今回の特許取得により、神奈川大学及びサルーステック株式会社は、国内外での用途開発パートナーや販売パートナーなどとの連携を目指し、''筋肉Phone''の用途の提案を募っており、協働して市場創造を行える事業パートナーを探索しています。
引き続き、''筋肉Phone''の実用化に向けて横浜市及び公益財団法人木原記念横浜生命科学財団が試作品検証や販路開拓を支援してまいります。
<神奈川大学 衣笠竜太教授>
人間科学部 人間科学科 教授
HP http://muscle.kanagawa-u.ac.jp/
ヒトアキレス腱湾曲の基本原理やヒト足底腱膜の収縮中の3次元変形動態などを中心に研究しています。
今回、安価で操作が簡便な筋電位センサーデバイスの必要性を感じ、研究開発を行いました。
<トライアル助成金>
健康・医療分野において、新製品や新技術の事業化を目指す市内中小企業、大学、研究機関等を対象として、研究成果やアイディア等を具体化する試作品の開発などに活用できる助成金です。
※本助成金は、(公財)木原記念横浜生命科学振興財団が横浜市経済局の補助金を受けて運営する事業です。
横浜市は、平成31年1月に、研究者・技術者、起業家、学生などの人材が、組織を超えて交流し、新たなイノベーションを横浜から創出していく、「イノベーション都市・横浜」を宣言しました。
「ヨコハマ・クロスオーバー(YOXO)」を旗印として、みなとみらい21地区の研究開発拠点や、関内地区のスタートアップなど、市内各地でイノベーション人材の交流を広げ、産学官で新事業の創出・育成に取り組んでいます。
また、I・TOP横浜とLIP.横浜のつのオープンイノベーションを推進するプラットフォームを相互に連携させることで、市内企業のIoT及びライフイノベーションの取組を促進しています。
▼本件に関する問い合わせ先
(LIP.横浜に関すること)経済局産業連携推進課長 近藤 陽介 TEL:045-671-2574
(助成事業・製品に関すること)公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団事務局長 岩船 広 TEL:045-502-4810
(特許に関すること)神奈川大学 研究支援部 次長 草野 幸一 TEL:045-481-5661
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/