プレスリリース
大阪経済大学 値下げしない販売戦略で、誰もが活躍できる社会の実現を目指す 情報社会学部 浅田ゼミ×福祉事業所連携プロジェクト「くすのきエール・マルシェ」販売会を開催
大阪経済大学(学長:山本俊一郎/所在:大阪市東淀川区大隅2-2-8)は、情報社会学部・浅田拓史ゼミの学生(2年生・3年生)約40名が主体となり、近畿エリア10カ所の福祉事業所が作る障がい者の自主製品販売会「くすのきエール・マルシェ」を、2021年12月1日(水) 2日(木)の2日間、本学で開催しました。
■自分たちにできることは何か、学生が生み出した連携プロジェクト。
大阪経済大学情報社会学部 浅田ゼミでは、毎年行われる学園祭を実践の場として、模擬店を運営することでビジネスモデルとマネジメントを学んできました。しかし、コロナ禍により2年連続で模擬店(飲食)は中止。ゼミ生たちは、東淀川区の活性化に貢献する取り組みができないか区役所を訪問するなどして、研究テーマを模索しました。その過程で、福祉事業所における工賃向上の課題を知り、自分たちの研究を役立てることができるのではと考え、福祉事業所と連携して自主製品を適正価格で販売する「くすのきエール・マルシェ」を開催する運びとなりました。
■慈善活動ではなく、卒業までにビジネスモデルを構築して、福祉事業所に引き継ぐことを目指す。
販売会の開催にあたり、仕入額(売上原価)に運送費や販売費を計上して販売価格を設定し、ターゲット層や販売方法について事業計画書にまとめ、中小企業診断士(本学の養成課程修了生)から直接アドバイスを受けながら収益を上げるための仕組みを検討しています。今後定期的に開催し、今の3年生が卒業するまでに自主製品を適正価格で販売できるビジネスモデルを構築し、福祉事業所に引き継ぐことを目指します。
■販売会では福祉事業所10カ所の商品を集め、学外からの来場も目指す。
10月以降、中小企業診断士や雑貨店オーナーを招いて、接客や自主製品を魅せるためのディスプレイ、ラッピングなどの販売ノウハウを学びました。また、作り手の想いや製作の様子を伝えられるよう、福祉事業所の方に商品についてヒアリングするなど「価値あるものを相場に合わせて販売するにはどうすればいいのか」という課題に対し、学生それぞれが考えながら販売方法を工夫してきました。
11月3日(水)、4日(木)に開催した第1回販売会で得られたデータをもとに、事業計画書を作り直し改善を図ったほか、ゼミの広報部隊が、近隣の区役所や幼稚園、事業所を回ってチラシ設置依頼をするなど、地域の方々にも幅広く来場を呼びかける活動を行いました。当日は、2年生と3年生の約40名のスタッフで運営し、雑貨やアクセサリー、菓子など10カ所の福祉事業所の製品を販売しました。
▼本件に関する問い合わせ先
経営企画部広報課
住所:大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8
TEL:06-6328-2431
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メール:kouhou@osaka-ue.ac.jp
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