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金沢大学が「第3回 鈴木大拙 -- 西田幾多郎記念金沢大学国際賞」授賞式および記念講演会を開催 -- 受賞者は南山大学のジェームズ・ウォレス・ハイジック名誉教授

(Digital PR Platform) 2021年12月10日(金)20時05分配信 Digital PR Platform



金沢大学(石川県金沢市)は「第3回 鈴木大拙−西田幾多郎記念金沢大学国際賞」の受賞者として、南山大学のジェームズ・ウォレス・ハイジック名誉教授を選出し、11月25日に同氏を迎え、授賞式および記念講演会を開催。当日は学内外からオンラインを含め約120名が参加した。




 「鈴木大拙−西田幾多郎記念金沢大学国際賞」は、哲学・思想・宗教を中心とする分野で国際的に卓越した業績を挙げた研究者を顕彰し、当該分野の研究の一層の進展を促すとともに、次代を担う若手研究者に対して大きな学問的刺激を与えることを目的としたもの。臼井溢氏(昭和39年同大医学部卒業)の篤志を原資として2017年に同大が創設した。
 近代日本を代表する哲学者・思想家である鈴木大拙と西田幾多郎はともに石川県出身で、金沢大学の前身である第四高等中学校(のちに第四高等学校と改称)で学んでいた。また、西田幾多郎は第四高等学校で教鞭を執っていたという縁がある。

 第3回受賞者のジェームズ・ウォレス・ハイジック氏は、西田幾多郎を中心とした日本哲学研究とその発信に大きな業績を挙げ、その分野の国際的な展開の機運を醸成した。また、国際的な研究ネットワークの構築・維持にも寄与。その功績が極めて顕著である点が評価された。

 授賞式では、山崎光悦学長からハイジック氏に楯、副賞、記念品が贈呈された。
 その後行われた記念講演会では、ハイジック氏が「西田哲学との出会い」と題し、西田幾多郎の思想や哲学が欧米諸国の哲学界に与えた影響や、その意義について語った。

※記念講演会の様子は、以下URLから視聴可能
 https://www.kanazawa-u.ac.jp/university/corporation/kokusaishou/result-3
 

■ジェームズ・ウォレス・ハイジック(James Wallace Heisig)氏 プロフィール
 1944年生まれ。研究分野は宗教哲学。ケンブリッジ大学にて博士号を取得後、アメリカ合衆国及びラテン・アメリカで宗教と哲学を講じる。その後、南山宗教文化研究所(南山大学)に赴任。同研究所所長などを経て、2013年に南山大学名誉教授となる。現在も同研究所に所属し、宗教や哲学分野で活動している。2015 年に Tallinn University(エストニア)から名誉博士号を取得した。
 https://nirc.nanzan-u.ac.jp/ja/staff/jheisig/
 (南山宗教文化研究所HP)


▼本件に関する問い合わせ先
金沢大学 総務部広報室
住所:〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL:076-264-5024


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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