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武庫川女子大学食物栄養科学部食創造科学科の有井研究室がナタマメ由来の新しい植物性ゲル化物質の製造で特許を取得しました

(Digital PR Platform) 2021年11月11日(木)20時05分配信 Digital PR Platform



武庫川女子大学食物栄養科学部食創造科学科の有井研究室は、ナタマメ抽出液が温度により液化、ゲル化する性質を明らかにし、ナタマメ由来の新しい植物性ゲル化物質の製造に成功。武庫川女子大学を運営する武庫川学院が、白ナタマメ由来のゲルに関する特許を取得しました。このゲル化物質は、食品素材としてはもちろん、化粧品など食品以外の素材にも活用が期待されます。 






ナタマメ(sword bean)は長軸比較で大豆の4倍もある大型の雑豆です。単位面積当たりの収穫量は大豆に匹敵し、古くは食糧として親しまれていました。
有井研究室では、白ナタマメの抽出液からゲル化物質を製造することに成功。ナタマメ由来のゲル化物質は常温で液体、10℃以下でゲル化し、65℃以上で融解する温度特性を持つことを明らかにしました。
寒天など食品に利用される既存のゲル化物質の多くは、高温で液体、常温でゲルになります。ナタマメ由来のゲル化物質は常温で液体として扱うことができ、冷蔵でゲル化させた後は常温に戻しても65℃までゲルの状態を保つため、調理や加工に利用しやすいのが特徴です。有井研究室では、この研究成果を日本の科学雑誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryに掲載するとともに特許を申請。本内容で「ゲル化物質、ゾル化物質ならびにそれらの製造方法」(特許第6961216号)を取得しました。
本研究の一部は、武庫川女子大学の学生が卒業研究で実施した内容となっています。有井研究室の有井康博教授は「ゲル化物質の構造と性質を明らかにし、安心・安全に利用できるよう、さらに研究を進めます。実用化にはまだ課題がありますが、学生たちも頑張って研究に取り組んでいます」と話しています。



▼本件に関する問い合わせ先
武庫川女子大学広報室
住所:兵庫県西宮市池開町6−46
TEL:0798453533
メール:kohos@mukogawa-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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