プレスリリース
人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢「アテンションデータ」の取得・提供を行うTVISION INSI HTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2020年、売り上げを伸ばした日用消費財カテゴリー1位の「マスク」、2位の殺菌消毒剤(*1)のテレビCMに着目しました。
それぞれのアイテムごとに2021年上半期でのランキングをTVISION独自の指標であるCスコア(*2)で抽出し、1位のCMについては、さらにどの属性から一番評価が良かったのかを分析しました。
*1 出典:
「インテージ 知る Gallery」2020年12月7日公開記事
「殺菌消毒剤」はTVISIONカテゴリーでは「除菌剤」
*2 Cスコア:
Cスコアは、クリエイティブ制作チームのためにTVISIONが独自に開発した指標。
あるCMが、放送時間の影響を排除して視聴者が実際にどれくらい見られたかを数値化したもの。
CMクリエイティブそのものの良し悪しを評価でき、平均値は「100」です。
■「マスク」のCM はやはりスコアが高かった!
まず始めに、マスクカテゴリーにおける、カテゴリー全体のCスコアの推移を見てみます。Cスコアの評価の平均は100です。2021年3月以外は平均よりも3%から9%高いスコアで推移しており、カテゴリー全体で注目されていたことが分かります。
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つぎにマスクカテゴリーにおける、2021年上半期のCスコアランキングを見てみます。1位のCMについては、どの瞬間が見られていたのか?がわかる毎秒分析も行いました。
1位は、TBMの「バイオフェイス『チクチク、バイバイ 改』篇」となりました。また、100が平均であるCスコア において、6位まで平均以上ということは、全CMの中でもマスクのCMが注目されていたといえます。
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1位の「バイオフェイス「チクチク、バイバイ 改」篇」の毎秒の推移を見てみると、ノンタレントながら「チクチク、バイバイ」というフレーズが耳に残るCMで、後半にかけて注視が伸びる理想的な波形でした。このCMはマスクカテゴリーのランキングでも、順位ポジションが全体の上位21%とかなり高い位置となっております。また、属性ではF1層(20〜34歳女性)に一番支持されておりました。
<バイオフェイス「チクチク、バイバイ 改」篇 毎秒Cスコアの推移>
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■「除菌剤」のCMは主婦のスコアが高かった!
除菌剤カテゴリーにおける、カテゴリー全体のCスコアの推移はどのような形になったでしょうか。2020年11月から12月にかけてCスコアの評価は高く、平均より評価が少し高かったことが伺えますが、意外にも2021年の1月以降は、Cスコアが平均よりも下回る月が増えています。
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つぎに除菌剤カテゴリーにおける、2021年上半期のCスコアランキングを見てみます。
1位は、乙葉さんが出演するファミリーガード「おうちの水際対策」篇となりました。このCMは、実際の利用シーンが分かるような内容になっています。属性別にみると主婦層・20〜34歳の女性で高いスコアとなりました。
除菌に対する関心と活用イメージがつきやすい内容だったことで、スコアが高くなったと推察されます。
2位以下については、Cスコアが平均の100を下回る結果となりました。緊急事態宣言などの影響で注目されやすいかと思いきや、高いスコアではなかったということは、除菌剤が身近なものになったことが伺えます。
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※Cスコアについて
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今回の分析は、TVISIONが提供するBIツール「Telescope」で、かんたんに抽出できます。
■「Telescope」概要
ブランドポジションをトラッキングするためのBIツールで、テレビデータへのエントリーツールとして、主にマーケター/ブランドマネージャーの皆様にお使い頂いております。月次・週次でのトラッキングやクリエイティブ、メディアレビュー分析が可能です
Telescope紹介ページ>> https://telescope.tvisioninsights.co.jp/
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関連リンク
プレスリリース掲載元
https://telescope.tvisioninsights.co.jp/2021/information/2652/
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