プレスリリース

産業能率大学（東京都世田谷区、以下本学）経営学部 武内千草ゼミと神奈川大学（神奈川県横浜市）経済学部 寺嶋正尚ゼミは戸塚警察署（神奈川県横浜市戸塚区）の生活安全課 防犯少年係と共同で、戸塚区内における特殊詐欺撲滅を推進するための取り組みを11月26日（火）、11月28日（木）に実施しました。この活動は、戸塚区内の市立中学校に通う生徒を対象とした警察官の職業体験の一環として行われました。学生が生徒に対して特殊詐欺に関する講義を行い、その後、生徒と協力してJR戸塚駅改札前にて特殊詐欺撲滅を呼びかけるチラシ配布を行いました。




　本プロジェクトは、横浜市戸塚区が、特殊詐欺件数の発生件数・被害額共に県内トップという問題を抱えている点に着目し、本学 武内ゼミと神奈川大学 寺嶋ゼミが共同で戸塚警察署と連携し、2023年から活動を開始しました。
　今年2月には戸塚警察署主催の「特殊詐欺撲滅学生シンポジウム」にて、同区内の市立中学校に通う生徒と意見交換が行われました。
　5月には、戸塚警察署、両大学のゼミが共同で「チーム戸塚」を結成し、さらなる特殊詐欺撲滅活動を広げるため、詐欺対策や闇バイト加担防止などの啓発活動を実施しました。
　10月には、「チーム戸塚」のメンバーである戸塚警察署と学生が地域住民を対象に防犯講話を開催しました。高齢者層への詐欺防止意識を高めるため、学生が講師として孫世代の視点から注意喚起を行いました。
　「チーム戸塚」は、定期的な啓発活動、アンケート調査、防犯講話を通じて、戸塚区全体で特殊詐欺撲滅を目指した取り組みを継続しています。

■産業能率大学 経営学部 武内千草コメント
　武内ゼミでは、現在まで「彦根市観光協会」といった自治体とのPBL活動や、「フードバンク目黒」といったNPO法人でのボランティア活動を通じて、さまざまなアプローチで地域の課題解決や活性化支援を行ってきました。昨年度から取り組んでいる戸塚警察署と神奈川大学との共同調査・研究プロジェクトでは、地元企業、市政・区政に関わる方達、小中高大一丸となり、少しでも戸塚区が住民にとって住みやすく、来街者にも安心・安全で魅力ある街になるよう活動を行っています。今回の地元中学生とタッグを組んでの取り組みは、まさに「チーム戸塚」ならではの活動であると言えましょう。今後ますますチーム力を強化させ、取り組みの場を広げていきたいです。それが、学生の「地域支援とは何か？」という視点の多角化に繋がると思っています。



■戸塚警察署 生活安全課 西澤雅彦 巡査部長コメント
　警察官だけで行う防犯活動は堅い印象になりがちですが、学生が関わることで幅広い世代が興味を持ちやすくなります。特に、子どもたちの発信力は高く、学生が伝えることで受け手にとっても身近に感じられ、メッセージが伝わりやすくなります。この取り組みを他の地域にも広げるとともに、戸塚地域でも継続的に防犯意識を醸成していきたいと考えています。


【概　要】
・日 時： 2024年11月26日（火）9:00〜12:00、11月28日（木）9:00〜12:00
・内 容： 戸塚区内の市立中学校に通う生徒を対象とした警察官の職業体験の一環として、学生が生徒に特殊詐欺に関する講義を行うとともに、生徒と協力してJR戸塚駅改札前にて特殊詐欺撲滅を呼びかけるチラシ配布
・場 所： 戸塚警察署、戸塚駅構内JR地下改札口
・参加者： 戸塚警察署 生活安全課 防犯少年係、産業能率大学 武内ゼミの学生、神奈川大学 寺嶋ゼミの学生、戸塚区内の市立中学校に通う生徒


【チーム戸塚】
　戸塚警察署、産業能率大学 武内ゼミ、神奈川大学 寺嶋ゼミからなる「チーム戸塚」は、特殊詐欺撲滅活動を広げるため、詐欺対策や闇バイト加担防止などの啓発活動を共同で行っています。



【産業能率大学 経営学部 武内千草ゼミ】
　武内ゼミでは、地域創生活動を中心に積極的なゼミ活動を行っており、戸塚警察署と神奈川大学経済学部 寺嶋ゼミとの共同プロジェクトをはじめ、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。ゼミの活動は、グローバルな視点から企業や地域の課題解決を考え、学生自らが問題を発見し、解決に向けて取り組むことを目標としています。大学内での活動にとどまらず、ボランティア活動や企業訪問、OB・OG訪問などを通じて社会に積極的に働きかけ、さまざまな価値観と出会うことで、自分固有の価値観を形成し、キャリア設計に生かしていくことを目指しています。


▼本件に関する問い合わせ先
産業能率大学広報事務局
TEL：070-4303-7219
メール：sanno-u-pr@kyodo-pr.co.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/