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プレスリリース

TISとCAVE OKINAWA、生成AIを活用した多言語音声ガイドサービスの実証実験を開始〜観光施設における多言語音声ガイドの翻訳・読み上げ対応で、観光業界の人手不足解消や観光客の満足度向上に貢献〜

(DreamNews) 2024年11月12日(火)15時00分配信 DreamNews

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と、株式会社CAVE OKINAWA(本社:沖縄県うるま市、代表:池原 勇矢、以下:CAVE OKINAWA)は、沖縄県うるま市に位置する全長200メートルの鍾乳洞「CAVE OKINAWA」にて、生成AIを活用して日本語・英語・中国語による音声ガイドサービスを提供する実証実験を開始したことを発表します。

音声ガイドサービスの利用イメージ






従来、観光施設などで広く利用されている音声ガイドサービスでは、ガイド用の文章を人が読み上げたものを録音し、その音声データを専用機器で再生する方法が主流となっています。今回の実証実験では、CAVE OKINAWAが作成した日本語のガイド文章を、TISが生成AIを活用して開発した仕組みを通して英語・中国語に翻訳し、日本語を含めた3か国語で読み上げる音声ガイドサービスを提供します。生成AIを活用した多言語対応の音声ガイドサービスの有用性を検証し、観光客の満足度向上や事業者・観光客双方の利便性向上を目指します。観光客はCAVE OKINAWAの入口に設置された二次元コードをスマートフォンで読み込むことで、自身のスマートフォンで音声ガイドを再生することができ、自身のペースで各スポットを巡りながら、CAVE OKINAWAの魅力を存分に楽しむことができます。


背景
沖縄県の統計によると、2023年度に沖縄県を訪れた観光客数は823万人を超え、前年度比44.5%増加し、国内観光客数はコロナ禍以前で最多であった2018年度を上回り過去最多となりました。外国人観光客数についても前年度比増加数が過去最多で推移しています※1。
このような状況の中、CAVE OKINAWAへも2023年度は国内外から年間10万人の観光客が訪れており、年々来場者が増加しています。一方、施設スタッフ数は限られており、国内外の観光客に対する施設案内サービスについては一部の事前予約された団体客にしか提供できていないという課題を抱えていました。
TISは2022年度より、「沖縄MaaS」を展開し、沖縄全域の公共交通機関や観光・商業施設、その他サービスと連携し、観光客や地元住民の移動や観光の利便性向上に取り組んでいます。
この取り組みを通じて、観光業界が直面する人手不足や個人観光客への情報提供不足といった課題が明らかになり、特に増加する観光客に対して、効率的かつ多言語で観光案内を提供できる仕組みの開発ニーズが高まっていることがわかりました。そこで今回、TISはCAVE OKINAWAと連携し、生成AIを活用した多言語音声ガイドサービスの実証実験を行うことになりました。
この実証実験では、生成AIを活用してCAVE OKINAWAの歴史や鍾乳洞の各スポットの解説を日本語・英語・中国語の音声ガイドとして提供し、より多くの観光客にCAVE OKINAWAの魅力を体感していただくことを目指します。


実証実験の概要
今回の実証実験の概要は以下の通りです。



メリット
生成AIを活用した多言語音声ガイドサービスの導入により、観光施設の運営において持続可能かつ柔軟な対応が可能となり、観光客の満足度向上と事業者の利益向上の双方を実現できるサービスとして広く普及していくことが期待されます。導入メリットは以下の通りです。

多言語対応
日本語のスクリプトをもとに生成AIが英語と中国語に翻訳し、読み上げまで対応。事業者の希望に応じて、その他の言語にも柔軟に対応できるため、顧客層に合わせた音声ガイドサービスを提供可能。

短期間・低コストでの導入が可能
専用機器やアプリを使わず、スマートフォンでサービスを利用可能。事業者側の導入コストが削減され、専用機器の貸出・返却にかかる負担を軽減するとともに、観光客の利便性を向上。

肉声による音声ガイドの読み上げ、録音が不要
AI技術を活用しスクリプトを読み上げることで、肉声による音声ガイドの読み上げ、録音作業を削減。音声の修正にも柔軟に対応。

観光業界の人手不足に対応し、情報発信を強化
国内外の個人客から団体客まで幅広く対応可能となり、観光業界の人手不足解消に貢献。生成AIを活用して見どころを詳しく解説することで、観光客の満足度を向上。


今後について
今回の実証実験の結果を踏まえ、TISが提供する「沖縄MaaS」の各サービスで音声ガイドオプション機能の追加を検討していきます。TISとCAVE OKINAWAは、今後も観光客の満足度向上、沖縄県の魅力発信を目指して連携を強化し、今回の実証実験で得られた成果をもとに、多言語音声ガイドサービスをさらに展開していく予定です。

CAVE OKINAWAについて
「CAVE OKINAWA」は沖縄本島中部に位置する鍾乳洞施設で、数々の歴史があり神聖な場所として知られています。また、地元の方々からはパワースポットとしても親しまれており、とても縁起の良い場所として大切にされています。

詳細は以下をご参照ください。
https://www.cave.okinawa/


「沖縄MaaS」について
「沖縄MaaS」は、国土交通省の「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択された実証事業で、2020年12月から沖縄全域のモノレール、バス、船舶などの乗車券や観光/商業施設、その他サービスと連携・展開しているサービスです。

詳細は以下をご参照ください。
https://okinawacdn.tis-maas.com/lp/index.html


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。


株式会社CAVE OKINAWAについて
CAVE OKINAWAは、沖縄県うるま市にある鍾乳洞施設「CAVE OKINAWA」を運営しています。観光客や地域の皆様に施設の魅力や歴史を伝え、探検プランを提供するなど鍾乳洞施設の体験価値向上に取り組んでいます。


サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 PAYCIERGE 総合窓口
E-mail:paycierge@ml.tis.co.jp


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

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