プレスリリース
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、バイオプラスチック市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆2023年における世界のバイオプラスチック市場は、前年比2.5%増の177万7,600トンとなった。市場拡大の要因として、マスバランス方式によって生産されたバイオマスプラスチックの需要が拡大していることが挙げられる。こうした需要増に対応するために、バイオプラスチックを展開する各社は、研究開発、生産、販売の観点から同方式を活用した取り組みを強化している。
◆研究開発面では、同方式を用いた製品開発が活発化している。例えば、帝人は、同方式を活用したポリカーボネート製品を開発。同製品は、廃植物油や残渣油由来のビスフェノールAを原料としていながら、石油由来ポリカーボネートに匹敵する衝撃特性や電気的特性を有している。また、Arkemaは、同方式を用いたアクリルモノマー、アクリル樹脂を開発し、自動車や電気・電子分野における脱炭素化に寄与するとしている。
◆生産面では、原料調達に向けた提携関係を構築するなど、同方式によるバイオプラスチック生産の準備が進んでいる。具体的にみると、三井化学とLyondellBasellは、Nesteからバイオプラスチック原料の売買契約を締結。さらに、BASFは、Engieとバイオメタン供給契約を締結し、同方式によって生産された製品を包装材や自動車関連のユーザーに提供するとしている。
◆販売面では、同方式で生産されていることを保証するISCC PLUS認証を取得し、グローバル展開を進める企業が多い。具体的にみると、当資料の調査対象企業18社中15社が同認証を取得し、製品展開する際のアピール材料としている。
【調査実査日】
2024年2月〜2024年9月
<資料名>
2024年 世界のバイオプラスチック市場
―マスバランスで加速するバイオプラスチックの成長―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/chemical/mr410240631
発刊日:2024年9月24日 頒価:108,900円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com