プレスリリース

株式会社パテント・リザルトは7月22日、「ゴム製品業界」の特許を対象に、2023年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「ゴム製品業界　他社牽制力ランキング2023」をまとめました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

集計の結果、2023年に最も引用された企業は、1位 ブリヂストン、2位 住友ゴム工業、3位 横浜ゴムとなりました。






1位 ブリヂストンの最も引用された特許は「部材や形状の選択の幅を広げられる非空気入りタイヤ」に関する技術で、ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥや住友ゴム工業など計4件の審査過程で引用されています。このほかには「コンベアベルト用ゴム組成物」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、横浜ゴムの計4件の拒絶理由として引用されています。
2023年に、ブリヂストンの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は住友ゴム工業（120件）、次いで横浜ゴム（91件）となっています。

2位 住友ゴム工業の最も引用された特許は「クッション性の調整が容易な三次元構造物」に関する技術で、ECCO SKO（デンマーク）などの計5件の審査過程で引用されています。このほか「防舷材用ゴム組成物」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、横浜ゴムなどの計4件の拒絶理由として引用されています。
2023年に、住友ゴム工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は横浜ゴム（85件）、次いでブリヂストン（68件）です。

3位 横浜ゴムの最も引用された特許は「有機充填剤として利用可能な高分子微粒子」に関する技術で、住友ゴム工業や旭化成など計5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2023年に、横浜ゴムの特許により影響を受けた件数が最も多い企業は住友ゴム工業（100件）、次いでブリヂストン（68件）となっています。

4位 ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥは「経年変化性を改善できる樹脂配合ゴム組成物を用いたタイヤ用ゴム組成物」、5位 住友理工は「異方性導電膜およびその製造方法」が、最も引用された特許として挙げられます。


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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2023年12月までに公開されたすべての特許のうち、2023年1月から12月末までの期間に拒絶理由（拒絶理由通知または拒絶査定）として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2024年5月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。


■ゴム製品業界　他社牽制力ランキング2023　データ販売
納品物：以下のデータを収録したエクセルファイル
１）ランキングトップ30社
ゴム製品業界の被引用件数上位30社のランキング
２）被引用件数上位100件のリスト
ゴム製品業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載

価格：50,000円（税抜）

お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/ranking/fcit/2023/fcitrub.html


■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト　事業本部　営業グループ
ホームページURL：https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス：info@patentresult.co.jp


■会社概要
社名：株式会社パテント・リザルト
住所：〒113-0033　東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階