プレスリリース
ITを活用したヘルスケア事業を展開する、株式会社エヌ・エイ・シー・ケア(所在地:東京都港区、代表取締役:山崎 直人)は、同社の提供する特定健診受診勧奨・通知サービス「未受診者対策サービス」が、福井県敦賀市における保健事業として採用されたことを2024年7月25日に発表しました。
【実施の背景】
敦賀市は福井県の中央に位置し、日本海側に面する港町で古くから大陸文化の玄関口として栄えてきました。伝統的な産業として、海産物を利用した食品加工業が盛んで、2024年3月16日に北陸新幹線金沢-敦賀間が開業し、大きな変化を迎えています。
敦賀市国民健康保険第3期データヘルス計画より、2022年度における特定健康診査の受診率は33.5%と、福井県平均の33.6%とほぼ同率でありましたが、国の目標値には及ばない状況でした。また、2021年度の1人当たり医療費は県平均より高い水準となっていました。そこで、さらなる被保険者の健康の保持・増進と医療費の適正化を目的として、第3期データヘルス計画では、特定健診受診率向上(継続受診者の受診率向上)と特定健診受診者の生活習慣改善に向けた保健事業等に取り組むこととなりました。
【エヌ・エイ・シー・ケアの「未受診者対策サービス」とは】
エヌ・エイ・シー・ケアの提供する特定健診受診勧奨・通知サービス「未受診者対策サービス」では、特定健診受診対象者を、定期受診者・不定期受診者・長期未受診者のようにグルーピングします。過去の健診結果がある不定期受診者に対しては、複数年の健診結果を分析し、ひとりひとりの状況に合わせた完全個別の生活習慣アドバイスを提供するとともに、各自治体において効果的な改善ポイントを提示することで、健診受診を促します。
また、長期未受診者に対しては、各自治体の年齢層別の生活習慣病リスクを分析・訴求することで受診行動へつなげます。
【敦賀市の取り組み】
今回、敦賀市では、2023年度までの過去3年間における特定健康診査の受診状況に合わせて「個別受診勧奨シート」、「受診勧奨シート」を送付する事業を実施します。「個別受診勧奨シート」は、過去3年間のうちに1回以上、特定健康診査を受けたことのある不定期受診者向けであり、個人の過去の健診結果に基づいて、個人のリスクに対応した糖尿病専門医の監修による個別の生活習慣改善アドバイスが表示されます。前年度の受診の有無によってもシートのデザインを分けて送付します。自身の過去の健診結果や個別アドバイスが掲載された受診勧奨シートが手元に届くことで、健診受診の必要性を「自分ごと」として捉え、毎年の健診受診へと行動変容を促します。
「受診勧奨シート」は過去3年間のうちに特定健康診査を受けたことのない未受診者向けであり、対象者の年代や性別、敦賀市の被保険者の生活習慣病の傾向を考慮したメッセージおよびデザインにてシートを送付し、受診行動につなげます。
「個別受診勧奨シート」と「受診勧奨シート」をお送りした方には、2回目の受診勧奨として「再勧奨シート」をお送りすることで健診の受け忘れを防ぎます。
敦賀市では、こうした取り組みにより、生活習慣病の発症及び重症化を予防し、健康寿命の延伸と医療費の適正化を目指すとしています。
【エヌ・エイ・シー・ケアについて】
エヌ・エイ・シー・ケアは、ヘルスケア分野におけるITの活用をベースとして、「産業医や保健師等の医療専門職が本来時間をかけるべき業務に注力できるようにする」ことを基本コンセプトとしたソリューションやサービスを提供しています。「健康経営(R)」を目指す企業の増加とともに、Be Healthや健診実施機関ごとに異なる健診結果データのフォーマットを統一できるツールなど、従業員の健康管理に力を入れている企業でエヌ・エイ・シー・ケアの健康管理システムの採用が広がっています。
「特定健診受診勧奨・通知サービス」詳細: https://www.nac-care.co.jp/services/service-3/
福井県敦賀市:https://www.city.tsuruga.lg.jp/index.html
【会社概要】
社 名: 株式会社エヌ・エイ・シー・ケア
設立年月日: 2024 年 3 月 1 日
本社所在地: 〒105-0003 東京都港区西新橋 1-2-9 日比谷セントラルビル14階
代 表 者: 山崎 直人
主要事業内容: ヘルスケア事業、システムインテグレーション事業
U R L: https://www.nac-care.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エヌ・エイ・シー・ケア ヘルスケア事業部 データA&Nサービス部
TEL: 03-5532-8750 FAX: 03-5532-8751