プレスリリース
株式会社パテント・リザルトは7月19日、「窯業業界」の特許を対象に、2023年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「窯業業界 他社牽制力ランキング2023」をまとめました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2023年に最も引用された企業は、1位 AGC、2位 TOTO、3位 LIXILとなりました。
1位 AGCの最も引用された特許は「空調機器などの熱サイクルシステムに使用する熱サイクル用作動媒体」に関する技術で、ダイキン工業の計17件の審査過程で引用されています。このほかには「赤外光を高透過する赤外光透過フィルタ用の光学部材」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、デクセリアルズなどの計5件の拒絶理由として引用されています。
2023年に、AGCの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はダイキン工業(71件)、次いで日本電気硝子(54件)となっています。
2位 TOTOの最も引用された特許は「プラズマにより接着剤が受けるダメージを低減できる静電チャック」に関する技術で、APPLIED MATERIALS(米)など計4件の審査過程で引用されています。このほか「水洗大便器用の排水ソケット」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、LIXILの計3件の拒絶理由として引用されています。
2023年に、TOTOの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はLIXIL(170件)、次いでパナソニック(29件)です。
3位 LIXILの最も引用された特許は「サイドパネル及び屋根構造体ユニット」に関する技術で、三協立山の「簡易建物」関連特許など計5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2023年に、LIXILの特許により影響を受けた件数が最も多い企業はTOTO(107件)、次いで三協立山(41件)となっています。
4位 日本特殊陶業は「電源用または接地用の配線基板」、5位 日本ガイシは「弾性波デバイス用の複合基板」が、最も引用された特許として挙げられます。
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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2023年12月までに公開されたすべての特許のうち、2023年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2024年5月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
■窯業業界 他社牽制力ランキング2023 データ販売
納品物:以下のデータを収録したエクセルファイル
1)ランキングトップ50社
窯業業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
窯業業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/ranking/fcit/2023/fcitcer.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階