プレスリリース
カークランド、ワシントン - 2024年5月22日 - Bluetooth(R)技術を管理する業界団体である Bluetooth Special Interest Group (SIG)は米国時間5月22日、ネヴィル・マイヤーズ(Neville Meijers)が、2024年5月29日付けで新たにチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に就任することを発表しました。マイヤーズは長年にわたり、組織に変革をもたらすリーダーシップと、通信/ワイヤレスビジネスを新たな高みへと引き上げるための絶え間ないイノベーションの領域で、目覚ましい実績を積み上げてきました。Bluetooth SIGにおいても、こうした実績を生かすことが期待されています。
マイヤーズは、多国籍複合企業から高成長のスタートアップに至る世界中の企業で上級管理職を歴任し、大きな成功を収めてきました。Qualcomm Technologiesでは、IIoT(インダストリアルIoT)アプリケーション向けのプライベートLTE/5Gネットワークの開発チームを統括しました。また、インターネットおよびエンターテインメントの多国籍企業であるNaspers Limitedの中国支社CEOを務めた際には、中国国内におけるインターネット分野への全投資を監督し、同社を数十億ドル規模のグローバル企業へと成長させました。直近ではJMA Wirelessのチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)として、プライベートワイヤレス、分散型アンテナシステム、ビジネス開発、マーケティングの各チームを率いました。そのほか、DIFI(Digital Intermediate Frequency Interoperability)コンソーシアムの取締役会メンバー、OnGo Alliance(旧CBRS Alliance)の取締役会長、MulteFire Allianceの創設者兼取締役を歴任しました。そのいずれの職務においても、マイヤーズは、極めて先見的な思考と巧みな問題解決能力、持ち前の協調的リーダーシップで高く評価されています。
Bluetooth SIGのCEOへの就任によって、マイヤーズは組織とテクノロジーの目覚ましい成長に向け舵を取ることになります。有線に代わるシンプルなテクノロジーの開発を目指す、一握りの企業による協働の開始から25年が経った現在、Bluetooth SIGは世界各地から40,000社を超えるメンバーを擁する組織へと発展を遂げました。この25年の間に、Bluetooth SIGとそのメンバー企業はテクノロジーの可能性を継続的に押し広げ、消費者、商業、および産業向けのアプリケーションを数限りなく創造し、Bluetoothテクノロジーを世界をリードするワイヤレス標準として確立させました。最近のアナリストの予測によれば、Bluetoothテクノロジーは2024年に出荷される50億台以上の製品に搭載される見通しです。
CEO就任にあたり、マイヤーズは次のように抱負を述べています。「Bluetoothテクノロジーは、私たちが互いにつながり、コミュニケーションを実現する方法に変革をもたらしました。Bluetoothは世界で最も広く普及しているワイヤレス技術であり、Bluetooth SIGを成長と革新の次なる段階へと導く役割を託されたことを大変光栄に思います。キャリアの大部分をワイヤレス技術およびビジネスの創出と発展に捧げてきた私のDNAには、すでにBluetoothが刻み込まれています。Bluetooth SIGの一員となることは、ワイヤレス技術界における真に特別な存在の一部を担う唯一無二の機会にほかなりません。 優秀なチームや先駆的なメンバーコミュニティと共に、有線から解き放たれてつながった世界というビジョンを今後も追求していけることを、大変嬉しく思います」
マイヤーズの前任者であるマーク・パウエルは、12年間にわたりBluetooth SIGのCEOを務め、組織の成長とオペレーショナルエクセレンスという財産を残しました。これにより、Bluetoothテクノロジーのさまざまな消費者アプリケーションへの大規模な導入と、商業および産業市場での急速なシェアの拡大を可能にするための必須の基盤が築かれています。
Bluetooth SIG取締役会長を務めるロバート・ヒューズは次のように述べています。「マークはBluetooth SIGの組織とBluetoothテクノロジー、そしてワイヤレス業界全体に非常に大きな影響を与えました。取締役会、そして私自身、彼のひたむきなリーダーシップと数多くの貢献に対する感謝が尽きることはありません。それと同時に、ネヴィルを新CEOに迎えることを私たちは大変嬉しく思います。ネヴィルは優秀かつ協調的なチームを鼓舞する才能を備え、彼のビジョンに富んだ戦略的な思考による数々の実績と相まって、理想のリーダーを体現しています。Bluetooth SIGは彼のリーダーシップのもと、さらなる卓越性を追及し、組織およびBluetoothテクノロジーのさらなる成功に向けた戦略策定を実践してまいります」
詳細は、bluetooth.comをご覧ください。
Bluetooth(R)技術について
毎年50億台以上もの搭載製品が出荷されるBluetooth(R)技術は、シンプルでセキュアな無線接続と測位のグローバル標準です。1998年の登場以来、Bluetooth技術は新たな市場を確立し、文化を形づくり、人々の生活を豊かにする、さまざまな結びつきを創出してきました。有線接続に代わるものとして出発したBluetooth技術は、今や日常生活に安全性と生産性をもたらし、喜びを増大させる、目に見えない繋がりの役目を果たしています。
Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth Special Interest Group(SIG)は、世界で最も広範囲に活用されるワイヤレス規格であるBluetooth(R)技術を監督する、非営利の会員制業界団体です。国際的な標準化組織、製品認証機関、特許および商標ライセンス管理機関、業界団体の役割を兼務する独自の組織であるBluetooth SIGは、4万社を超えるメンバー企業と連携し、ワイヤレス接続の可能性を再定義する技術強化に継続的に取り組んでいます。
Bluetooth(R)技術およびBluetooth SIGについて、詳しくはhttps://www.bluetooth.comをご覧ください。