プレスリリース
業界をリードするData Fabricのシームレスなデータ共有・統合により、ローコードアプリケーション開発の俊敏性と生産性を向上
(米ボストン発、2024年3月19日発表) - 高性能ローコードアプリケーション開発のグローバルリーダーであるOutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Paulo Rosado)は本日、OutSystems Developer Cloudの発表以降、最も重要なアップデートとなる「OutSystems Data Fabric」の提供開始を発表しました。Data Fabricを使用することで、動的なアプリケーション開発、組織全体でのデータ活用、開発者の生産性向上を推進するための基盤を構築できます。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/developer-cloud/
IDCの調査によると、時代遅れのデータが組織にもたらすコストは推定で年間1,500万ドル以上にのぼります。(https://datavid.com/blog/data-silos-cost#:~:text=IDC%20Market%20Research%20also%20states,than%20in%20the%20previous%20century)こうした背景から、組織のイノベーション推進に大きな役割を果たすと考えられるのが、OutSystems Data Fabricは不可欠となりつつあります。Data Fabricは、開発者の生産性低下につながる不適切なデータ利用を防ぐことを目的として、データ管理の一元化、アプリケーションパフォーマンスの高速化、複数のシステム間での円滑なデータ統合を実現します。これにより、データ主導型アプリケーションの価値を最大化するとともに、事業部門に必要な情報を提供することができます。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/data-fabric/
OutSystemsの共同創業者兼CEOであるPaulo Rosadoは、次のように述べています。「データはビジネス変革の原動力となるものですが、それにもかかわらず、レガシーシステムに格納され、多種多様なSaaSアプリケーションに分散されているケースが多いのが実情です。こうした中、OutSystems Data Fabricは、企業データを最大限に有効活用するための視点を提供します。サイロ化されたデータを解放して管理下に置くことで、ビジネスにおける重要なインサイトを得られ、業務効率やカスタマーエクスペリエンスの向上を図ることができます」
データ統合における課題を解消するData Fabric
OutSystems Developer Cloudの最新機能であるData Fabricは、ITエコシステム全体で利用可能な統合型の仮想データ層として機能します。強固なセキュリティとガバナンス制御を備えているため、データの保存場所を問わず、データアクセスを適切に管理したうえで、信頼性の高いアプリケーションを容易に構築することが可能になります。このように統合されたデータセットは、アプリケーションポートフォリオ全体で利用することができます。
Data Fabricは、ITチームに次のようなメリットをもたらします。
● データの仮想化:異なるソースからのデータ照会、統合、操作が簡単になり、一体的なデータエクスペリエンスを構築できるため、データの検出・取得プロセスが大幅に簡素化されます。
● データプラクティスの信頼性向上:ロールベースのきめ細かなアクセス制御をプライベートゲートウェイと組み合わせることで、アプリケーション間やプライベートなデータ/サービス間のセキュアな接続を確保し、包括的なセキュリティとガバナンスを実現します。
● 組み込みのデータキャッシング機能:キャッシングにより、基盤データの場所にかかわらず、アプリケーションのシームレスな動作を保証し、サービスの中断によるアプリケーションのパフォーマンス低下を防ぎます。
● 事前構築済みのコネクタ:初期設定不要のコネクタにより、システム間のデータ接続を加速します。こうした接続をライブラリに保存することで再利用性が高まり、外部のデータベースやシステムに接続する際の複雑な設定作業を解消できます。
● 制限のないデータの組み合わせ:様々なソースからのデータを多彩に組み合わせられるため、デジタルトランスフォーメーションのリーダーは制約なくアプリケーション開発を推進できます。
Event-Driven Architectureにより、イベントベースの動的なアプリケーションに対応
OutSystems Data Fabricと並行して発表されたEvent-Driven Architecture機能は、レガシーアーキテクチャからの脱却を図る組織を支え、柔軟性、応答性、拡張性に優れたソリューションへと導きます。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/event-driven-architecture/
将来を見据えたEvent-Driven Architectureのモデルは、アプリケーションの柔軟性において新たな標準となるものです。これにより、エンタープライズアーキテクトは従来のリクエスト駆動型モデルの複雑さを解消でき、イベントベースアプリケーションを構築するうえで必要となるツールをすべて統合のハブで入手できます。このように一元管理することで、アーキテクトによるアプリケーション管理が簡素化されます。
Park IndustriesのIT担当ディレクターであるDavid Lloyd氏は、次のように述べています。「Event-Driven Architectureで可能になったのは、『エクストリームアジャイル』と呼ぶべき開発手法です。当社はこれまでもアジャイル開発プロセスを採用していましたが、プロジェクトの開始からビジネスユーザーに具体的な進捗を見せるまでには長い時間がかかっていました。この新機能のおかげで、当社の製品チームとビジネスチームはすばやく連携してフィードバックに対処できるようになり、ユーザー満足度も向上しました。現在、当社では平均10倍ものスピードでアプリケーション開発を進められるようになっています。しかも各アプリケーションの機能は従来よりも増えており、1つのOutSystemsアプリケーションは4つのレガシーアプリケーションに相当します」
OutSystems Data FabricとEvent-Driven Architectureは、OutSystems Developer Cloudで利用可能です。今回の新機能により、組織はイノベーションやIT変革の需要にこれまで以上に対応できるようになります。詳細は、http://www.outsystems.com/ja-jpをご覧ください。
OutSystemsジャパン株式会社について
OutSystemsは2001年に設立され、「ソフトウェアを通じてあらゆる企業のイノベーションを支援する」をミッションとして掲げています。OutSystemsの高性能ローコードプラットフォームにより、テクノロジーリーダーや開発者は、ビジネスに不可欠なアプリケーションを迅速に開発、デプロイすることができます。OutSystemsは、コミュニティメンバー70万人以上、パートナー500社以上、79か国21業種にわたる顧客からなるネットワークを擁しており、「The #1 Low-Code Platform(R)」として世界中のアナリストやITエグゼクティブ、ビジネスリーダー、開発者から市場リーダーとして高く評価されています。何社もの有名企業がOutSystemsを活用して大胆なアイデアをソフトウェアとして実現し、ビジネス、人々、そして世界を前進させています。日本法人であるOutSystemsジャパン株式会社は、2017年1月に設立されました。詳細については、http://www.outsystems.com/ja-jpをご参照ください。