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プレスリリース

能登半島地震、まちづくり型木造応急仮設住宅「熊本モデル」 “新聞紙をリサイクルした断熱材”デコスファイバー採用へ  職人不足解消、町村公営住宅への転用など長期利活用も視野に

(DreamNews) 2024年03月19日(火)11時00分配信 DreamNews

株式会社デコス(本社:山口県下関市、代表取締役:安成信次)が製造・販売・施工を手掛ける、新聞紙を主原料としたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」が、能登半島地震における木造応急仮設住宅「熊本モデル」において採用が決定、今月27日(水)から断熱工事が始まります。「熊本モデル」とは、2016年の熊本地震の際に建設された木造応急仮設住宅に倣い、仮設住宅としての使用後は市町営住宅への転用も期待される、断熱性などの高い居住性能を備えた仮設住宅です。建設業界の職人不足や、被災者の生活再建のため一刻も早い建設が求められている現状から、通常の断熱材であれば木工事を手掛ける職人が施工するところ、全国で施工代理店を持つ当社が断熱材の施工までを行うこととなりました。



入居者の快適性、長期使用のための性能アップに、新聞紙をリサイクルした断熱材が採用
大きな被害を生んだ能登半島地震では、復興に向けた仮設住宅の着工が進んでいます。避難所生活の早期解消を目指し、迅速かつ大量に建築可能なプレハブ型が建てられ、既に入居が始まっています。また、長い復興への道のりも見据え、高い居住性と恒久的な利活用を目指した木造応急仮設住宅の建築も先月からスタートしました。
木造応急仮設住宅の中でも、「まちづくり型」(熊本モデル)において、熊本地震木造応急仮設住宅と同様に、当社の製造・販売・施工する、新聞紙をリサイクルした断熱材「デコスファイバー」が採用されることになりました。



被災者の生活再建への長い道のりを支える木造応急仮設住宅
高い断熱性と防音性が入居者の身体的負担・ストレスの軽減に
「熊本モデル」とは、2016年の熊本地震の際に、建設された仮設住宅に倣ったもので、他の仮設住宅と異なり、2年間の仮設住宅としての使用後、(仮設住宅の入居期限は原則2年とされています)、市町営住宅などへの転用が想定しています。
当時、熊本で建設された木造応急仮設住宅は、結露や厳しい寒さから入居者の体調に影響を及ぼす事態を招いた東日本大震災の仮設住宅の教訓に学び、「被災者ファースト」を掲げ、断熱や防音をはじめとする高い居住性能を重視しました。
通常、仮設住宅の入居期限は2年とされていますが、再建が見通せない場合、延長を繰り返し長い期間被災者が居住するケースも少なくありません。被災者の生活再建への長い道のりを過ごす場所として、熊本地震応急木造仮設住宅に採用されたデコスファイバーは、その高い断熱性だけでなく、仮設住宅で生活者のストレスになる生活音を防ぐ防音性も高く評価されました。仮設住宅として長く使用された後も利活用は続き、昨年1月の時点で約8割が市営住宅などに利活用されていました。2020年には熊本豪雨災害でも、612戸の木造応急仮設住宅に採用されています。



職人不足解消・迅速な完成を目指し、当社の全国の代理店の職人が断熱材施工に現地へ
今回の木造応急仮設住宅の建設にあたってデコスファイバーが採用された背景には、断熱性・防音性などの性能の他に、職人不足を解消し、建設のスピードアップを図る狙いがありました。
被災者の生活再建のため少しでも早い完成が望まれますが、慢性化する建設業界の人手不足も大きな懸念事項です。そこで、当社の施工代理店の職人が全国から集結し、断熱材の施工までを手掛けることになりました。
通常の断熱材は、木工事を手掛ける職人が施工するのが一般的ですが、デコスファイバーは責任施工を特徴としており、全国の施工代理店の職人が各地で施工を行っています。そのため、迅速な完成が期待される今回の仮設住宅の建設にあたり、当社が断熱材の施工を請け負うことで、木工事を手掛ける職人の負担を軽減し、スピードアップを図る狙いもあります。



熊本地震同様、被災者が生活再建への長い時間を過ごす可能性がある仮設住宅において、被災者の方々には少しでも快適な環境で過ごしていただけるよう、短期間の完成に全力を尽くします。

断熱材とは…
壁や屋根に施工することで断熱性能を高め、冬は暖かく夏は涼しい家をつくる建材です。家庭から出るCO2のうち、冷暖房によって排出されるのは、約20%と言われています。脱炭素社会に向け、冷暖房による消費エネルギーを抑えながら快適な室内温度をつくりだす住宅が求められています。2025年度からは、新築住宅の省エネ義務化が始まります。すべての新築住宅において一定の断熱性能を確保しなければなりません。脱炭素社会に向けて高まる意識や異常気象なども背景に、国内の断熱材ニーズは今後更なる拡大が見込まれています。

セルロースファイバー断熱材とは…
セルロースファイバー断熱材とは、新聞紙を主原料とする綿状の木質繊維系断熱材です。粉砕した新聞紙にホウ酸・ホウ砂、はっ水材を加えて混ぜて作られ、断熱性だけでなく、調湿性・吸音性・防火性などにも優れているのが特長です。石油燃料を使用せず、電気エネルギーのみを用いて製造され、熱(溶解・乾燥)、水(洗浄・冷却)なども一切使用しないため、他の断熱材に比べ製造時のエネルギー消費量が圧倒的に低いエコでクリーンな断熱材です。
中でも当社の手掛ける「デコスファイバー」は、製造時の消費エネルギーが国内最小(自社調べ)であり、国内の建築用断熱材で唯一、世界的環境認証「エコリーフ」を取得しています。

<会社概要>
企業名 :株式会社デコス
代表者 :代表取締役 安成信次
本社所在地 :山口県下関市菊川町田部155−7
設立 :1974年 8月 30日
資本金 :30,000,000 円
従業員数 :24名
事業内容 :断熱材製造販売・施工、FC事業
ホームページ :https://www.decos.co.jp/



【報道関係者 お問い合わせ】
デコス 広報事務局
担当:川崎(090-2401-4914)福土(080-6538-6292)
E-mail: pr@netamoto.co.jp  TEL:03-5411-0066  FAX:03-3401-7788



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