プレスリリース
日本からのアフリカへのサスティナブルな職業訓練プログラムで採択、 会宝産業の環境配慮型使用済自動車リサイクル技術をウガンダへ- 2023年11月6日、ウガンダでの研修を開始-
自動車のリサイクルを手掛ける会宝産業株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長近藤高行、076-237- 5133)は、UNIDO(※1)東京事務所が日本の経済産業省の資金提供を受けて実施する「日本からの技術移転を通 じたアフリカにおける産業職業プログラム」における日本の5社の中に採択されました。
会宝産業は、 UNIDO東京事務所が2010年より運営する、途上国や新興国に日本の優れた技術を紹介す るためのオンラインプラットフォーム「サステナブル技術普及プラットフォーム(STePP)」(※2)に自動車リサイクル技術 を登録していることから、今回のアフリカ向けプログラムへの採択となりました。
「日本からの技術移転を通じたアフリカにおける産業職業訓練プログラム」は、アフリカの現地エンジニアや技術 者らを対象とし、持続可能な開発につ ながる日本企業の技術を学んでもらい、その知見や技術を自国で普及 させるこ とを目的としています。プロジェクト期間は 2023年5月〜2025年 3 月です。会宝産業は、本年11月6 日より、ウガンダでの研修を開始いたします。研修期間は、12月1日までとなります。
本プロジェクトでは、会宝産業を含め4社がそれぞれの対象国に技術を移転します。
会宝産業にとって、アフリカではケニア、ナイジェリアに続き、 3カ国目の取り組みとなります。これまでアフリカで実 績を上げてきた人材育成のノウハウや現地ならではの自動車リサイクル技術の知見を生かし、ウガンダでの環境
配慮型使用済自動車リサイクル技術の定着を目指します。
会宝産業は「自動車リサイクル事業を通じ世界規模の循環型社会の確立を目指す」観点から「環成経(か んせいけい)」 というコンセプトを訴えています。このコンセプトにもとづき、車をつくる責任・使う責任・後始末する 責任という3つの責任の認知と理解を広げ、自動車リサイクル業及び静脈産業の必要性を感じてもらう活動を しています。ウガンダにおいても、リサイクルの技術だけでなく、この「環成経」の考え方の根幹を伝えてまいります。
※1 UNIDO (United Nations Industrial Development Organization 国際連合工業開発機関) は、国連の専門機関のひとつで、開発途上国や市場経済移行国において包摂的で持続可能な産業開発(Inclusive and Sustainable Industrial Development)を促進し、これらの国々の持続的な経済の発展を支援する機関です。
サイトURL http://www.unido.or.jp/
※2「サステナブル技術普及プラットフォーム(STePP)」は、
UNIDO東京事務所が2010年より運営する、途上国や新興国に日本の優れた技術を紹介するためのオンラインプラットフォームです。
登録対象の分野はエネルギー、環 境、アグリビジネス、保健衛生、災害対策の 5つで、審査を経て、途上国や新興国の持続的な産業発展に貢献する技術としてSTePPに登録された企業・技術は、UNIDO東京事務所のウェブサイトや展示会、プログラムなどを通じて、開発途上国・新興国に向けて広く紹介されます。STePPには2023年10月時点で123社から143技術が登録されています。