プレスリリース

ＳＯＭＰＯケア株式会社（本社：東京都品川区／代表取締役社長 鷲見 隆充、以下、「当社」）は、韓国における介護分野のリーディングカンパニーであるＫＢゴールデンライフケア（社長兼CEO：Jeon Young San、以下「ＫＢケア」）に対し、10月24日から介護従事者向けに教育研修プログラムの提供を開始したことをお知らせします。

１．背景と目的
ＳＯＭＰＯホールディングス株式会社（グループCEO：櫻田 謙悟）および当社は、2023年6月8日に韓国最大手金融グループであるＫＢフィナンシャルグループ（会長兼CEO：Yoon Jong Kyoo）およびその傘下企業であるＫＢケアとの間で、介護事業の協業に関する戦略的包括提携を締結しました※1。当社はこの提携に基づき、10月24日から韓国で介護従事者向けに教育研修プログラムの提供を開始しました。
韓国では、日本と同様に高齢化が進行し、質の高い介護サービスへの需要が高まっています。当社は、全国で在宅介護から施設介護までフルラインナップのサービスを展開しており、そのなかで培ってきた豊富な知識や経験を活かし、ＫＢケア向けに教育研修プログラムを提供することで、ＫＢケアにおける介護サービスの品質向上と、介護従事者のモチベーション向上を目指す取組みを支援します。
※1　2023年6月6月9日リリース　韓国KBフィナンシャルグループとの韓国での介護事業の協業に関する戦略的包括提携のお知らせ
https://www.sompo-hd.com/-/media/hd/files/news/2023/20230609_1.pdf?la=ja-JP

２．教育研修の概要
当社は、ＫＢケアの介護実務者や現場のリーダーを対象として「ＳＯＭＰＯカスタムメイドケア※2研修」を提供します。この研修は、日本の介護の根幹である自立支援の考え方や技法に、当社独自のカスタムメイドケアの概念を組み合わせたカリキュラムです。約1年半の研修期間のなかで、カスタムメイドケアの理論と技術を習得し、現場での実践を図っていきます。さらに、実践に関するアドバイスや相談も行い、介護スキルの向上と人材の定着を目指します。研修期間終了後は、ＫＢケアの職員自身が講師として同じ研修を実施できるよう、指導者育成研修も計画しています。
※2　　当社が提供する「カスタムメイドケア」とは、ケアマネジメントおよび個別サービスの連動により、お一人おひとりに合った最高品質の
ケアを実践する、自立支援に基づく介護手法です。

３．今後について
当社は、介護に関する課題先進国である日本での知見や取組みを海外においても活かし、介護に関する社会的課題の解決に貢献することで、日本以外でも「安心・安全・健康」の実現に向けて取り組んでいきます。



10月24日に行われた「カスタムメイドケア研修 オープニングセレモニー」の様子
ＳＯＭＰＯケア 遠藤 健会長（左）とＫＢゴールデンライフケア Jeon Young San社長（右）

【ＫＢフィナンシャルグループについて】
2008年に国民銀行を再編し金融持株会社として設立。韓国最大級の総合金融グループとして、ＫＢ国民銀行、ＫＢ国民カード、ＫＢ証券、ＫＢ損害保険、ＫＢ生命保険などを傘下会社として有する。近年、デジタル事業や、介護・ヘルスケア事業といった新事業分野にも積極的に進出している。

【ＫＢケアについて】
ＫＢケアは、2016年に設立。現在、ソウルエリアで2つの介護付きホームと2つの高齢者向けデイケアセンターを展開しており、2028年までに高齢者向け住宅を含む全国34か所に拡大する予定。「安心・信頼・希望」を企業理念とし、韓国の高齢化に関する社会的課題解決に向けて、高品質の介護サービスを提供している。

以上