プレスリリース
IDTechEx(先進技術調査会社: 本社英国 ケンブリッジ)は、『可視域を超えた可視化: イメージセンサーの未来を評価する』と題したウェビナーを、2023年10月26日(木)に開催します。
可視スペクトル画像を取り込むためのCMOSセンサーは広く使用されています。価格が手頃で、各種IoT(モノのインターネット)機器に応じた形状に調整でき、さまざまな用途に組み込むことが可能です。とはいえ、電磁スペクトルでの可視光領域は非常に狭く、CMOSセンサーのセンシング能力を拡張し、このスペクトルの周波数帯域を広げることが有用であると考える業界が増加しています。
特に注目されているのは、短波赤外光領域(SWIR:1000〜2000nm)です。従来のCMOS素子は可視スペクトルで有効だが、シリコンはSWIR領域を検出する能力がなく、現在は代替技術の評価中です。有力な技術はInGaAs(インジウム・ガリウム・ヒ素)をベースにしたものです。この技術は、これらの波長域に対して高感度である一方、高コストで、既存のシリコン読み出し集積回路(ROIC)と一緒に組み込むことも困難(そのため、コストはさらに増加)です。SWIR市場は多くの可能性を秘めており、先進運転支援システム(ADAS)/自動運転、工業検査、農業などにおいて応用が利くことは明らかですが、高コストであることがこれらの業界での普及の妨げとなっています。そのため、InGaAsに対抗する技術が他にも多く登場してきています。
本ウェビナーでは、IDTechExのテクノロジーアナリストDr Miguel El Guendyが、最新調査をもとに解説します。
<開催概要>
テーマ:『可視域を超えた可視化: イメージセンサーの未来を評価する』
(Visualizing Beyond the Visible Spectrum: Assessing the Future of Image Sensors)
開催日時: 2023年10月26日(水) 10時もしくは18時から 30分間
開催方法:オンライン
言語:英語
参加費:無料(事前登録制)
https://www.idtechex.com/ja/webinar/21487-35222-22495-12434-36229-12360-12383-21487-35222-21270-65306-12452-12513-12540-12472-12475-12531-12469-12540-12398-26410-26469-12434-35413-20385-12377-12427/538
当日カバーする内容(予定)
・ 可視光スペクトルを超える視覚 - 電磁スペクトルの視覚化を拡張
・ SWIRイメージングやこの分野をターゲットとする主要技術への関心の高まり
・ この分野が直面する課題と市場参入者の機会
・ SWIRの成長により恩恵を受ける用途(自動運転車から農業まで)
・ イベントベースビジョンや小型分光計による分析の登場
IDTechExは、関連する調査レポートを9月に発行しました。
『最先端イメージセンサー技術 2024-2034年: アプリケーション、市場』
https://www.idtechex.com/ja/research-report/emerging-image-sensor-technologies-2024-2034-applications-and-markets/965
本無料ウェビナー(英語)は、本調査レポートからの抜粋で行われます。
後日、使用した資料も提供します。
IDTechExは、その他にも先進技術に関連するウェビナーを開催しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.idtechex.com/ja/research/webinars
【本件に関するお問合せは、下記まで】
アイディーテックエックス株式会社 (IDTechEx日本法人)
100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
URL: https://www.idtechex.com/ja
担当:村越美和子 m.murakoshi@idtechex.com
電話 : 03-3216-7209