プレスリリース
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズについて調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆今回、シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを明らかにすべく、「食事面・調理面・買い物面において 何らかの悩みを抱える60代以上の男女620人」を対象にアンケート調査を実施した。なお、今回は2017年、2021年に続いて3回目の調査となる。
◆調査の結果、食事面の悩みは「食事内容/メニューが偏る」(50.6%)、調理面は「メニューがマンネリ化してしまう(同じものばかりになる)」(47.3%)が最も多くなっている。また、買い物面では「食品が値上がりしている」(68.6%)が最も多く、物価高騰が悩みになっている。
◆食事量の変化については「1年前に比べて食事量が減った」と思っている人が49.3%となっており、前回調査時(2021年)と比べると26.7ptも増加している。食事量が減った原因としては「食欲が低下したから/あまりお腹が空かなくなったから」(36.4%)という悩みのほかに、「物価が高騰したから」(22.3%)と2割強の人が物価高騰が原因と考えている。
◆実際に物価高騰が家計にどの程度の影響があるかを質問したところ、「とても影響がある」(53.6%)、「やや影響がある」(36.1%)と回答した人が合わせて約9割となっており、ほとんどの人が物価高騰の影響があると考えていることがわかった。
◆さらに、値上げがされていると感じる食品・飲料については「卵」(75.7%)、「パン類」(66.2%)、「牛乳・乳製品」(64.4%)がトップ3となっており、値上げが原因で購入を控えた食品・飲料では「卵」(21.1%)、「果物」(19.0%)、「パン類」(16.5%)がトップ3となっている。
◆また、ロコモやフレイルなどの認知度については「フレイル」(55.9%)が前回調査時(2021年)よりも14.7pt増加しているほか、「オーラルフレイル」(39.6%)も前回調査時より8.8pt増加しており、認知が広がっていることがわかった。一方、「フレイル」を知らないが、症状について説明を受けたら該当すると思う『隠れフレイル』(40.9%)が4割に達しており、今後もフレイルの認知度向上が必要と考えられる。
◆今後求められる商品やサービスについては「簡単に調理できる商品」、「栄養バランスに配慮した商品」、「少量で1日に必要な栄養が補給できる商品」を期待する人が多く、栄養が強化された商品については「スープ」や「みそ汁」のニーズが高くなっている。
◆当調査では、シニア層の食事・調理・買い物に関する悩み・困りごと、物価高騰による食実態や食意識、健康意識への影響、コロナ禍からの変化などを調査。さらに、性別、年齢層別に加えて、「アクティブシニア」、「ヘルシーシニア」、「コスパシニア」、「隠れフレイルシニア」、「ノンアクティブシニア」の5つのクラスターでも分析している。
【調査要覧】
<調査方法>WEBによるアンケート調査
<調査対象>食事面・調理面・買い物面において何らかの悩みを抱える60代以上の男女620人
【調査実査日】
2023年7月18日
<資料名>
2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)
―食生活の悩みはコロナ禍から物価高騰に、悩みを解決する商品とは?―
https://www.tpc-osaka.com/c/health/cr220230483
発刊日:2023年9月8日 頒価:462,000円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
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