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- 難聴と認知機能の深い関係を示す、新たな研究結果が明らかに。 フォナック補聴器が支援する臨床研究から新エビデンス発表。 包括的聴覚ケアを推進する専門家プログラム「ECHHO」始動に大きな拍車が。
プレスリリース
難聴と認知機能の深い関係を示す、新たな研究結果が明らかに。 フォナック補聴器が支援する臨床研究から新エビデンス発表。 包括的聴覚ケアを推進する専門家プログラム「ECHHO」始動に大きな拍車が。
聴覚機器及びワイヤレス通信機器の世界的リーディングカンパニーとして躍進を続けるソノヴァ社(グループ本社・スイス連邦)は2023年7月18日、高齢者における難聴治療が認知機能低下を遅らせる可能性があることを示す新たな研究結果を受け、同社日本法人ソノヴァ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:眞鍋 幸)が販売する補聴器ブランド「フォナック」における新たなトレーニングプログラム「ECHHO」 (Enhancing Cognitive Health via Hearing Optimization、聴覚最適化による認知的健康強化)を発表。同プログラムは、聴覚専門家が患者をカウンセリングする際に認知的健康という側面をさらに取り入れるための専門知識とツールの提供を目的としており、聴覚専門家向けの包括的なトレーニングも用意される予定です。
最近の研究では難聴と認知機能低下の潜在的な関連性が明らかになり、ウェルビーイング全般と生活の質に対するより広範囲の影響が指摘されています。認知症の治療法は存在せず(2023年8月現在、米国を除く)、補聴器を万能薬と見なすことも不可能である中、フォナックは革新的な聴覚ソリューションを通じて人々の社会参加を促し、アクティブなライフスタイルをサポートする重要性を強調しています。
フォナックは今回、聴覚専門家が患者とのカウンセリングに認知的健康という考え方を取り入れ、単純な聞こえの改善だけではない聴覚テクノロジーの利点に対する理解を深めることを奨励するため、ECHHOトレーニングプログラムの開発を決定しました。このプログラムには以下が含まれます:
- 聴覚介入が認知的ウェルビーイングに与える影響についての、最新の研究とエビデンス
- 難聴と認知の関係
- 認知を臨床会話に取り入れるための聴覚学的ベストプラクティス
- 認知機能低下または認知症の兆候が見られる、または兆候を示している患者との対話
「フォナックでは、聴覚の健康が認知的ウェルビーイングに及ぼす影響の大きさを認識しています。私たちは、難聴に積極的に向き合い、健康的な生活を奨励することによって、認知機能の低下リスクを軽減し、個人のウェルビーイング全体にプラスの影響を与えることができると信じています。ECHHOプログラムは、包括的聴覚ケア分野を前進させるという当社の決意を体現しており、患者に人生を変えるソリューションを提供するという当社のコミットメントを明確に表しています。」とフォナック聴覚学シニアディレクター、アンジェラ・ペロシ氏は述べています。
今回、ソノヴァ社が主導する研究「ACHIEVE」から新しい結果が発表され、補聴器を含めた、認知機能を長期的に維持する聴覚介入の潜在的なメリットを裏付ける追加エビデンスとなっています。
研究ACHIEVEには縦断的観察、ベストプラクティスの聴覚的な管理、対照聴覚介入、そして総合的な認知評価が組み込まれており、難聴と認知の因果関係についてより多くの洞察を提供するものとなっています。
ACHIEVE(高齢者の老化と認知健康評価) -ランダム化比較試験
2023年7月18日The Lancet(ランセット)掲載
サンプルサイズn=977
経過観察期間3年
主な調査結果:
- 認知機能低下リスクが高い高齢者において、聴覚介入により、思考能力と記憶能力の喪失が3年間で48%遅くなった。
- 特に記憶力に関しては、聴覚介入を受けた心臓の健康研究グループの参加者は、平均的に、対照介入を受けた参加者に見られた記憶力の減退と比較して、3年間にわたり記憶力の低下は無かった。
- 認知機能低下リスクの高い高齢者の難聴を治療することで、思考能力と記憶能力の喪失が遅くなる。
今回の研究は、ソノヴァ社の研究プログラムと、同社「フォナック」ブランド補聴器の現物支給を受け実施されました。ソノヴァ社とフォナックは長年にわたり臨床研究を支援しており、包括的聴覚ケアの分野におけるエビデンスをさらにサポートならびに推進していくことに全力を挙げています。
フォナックとECHHOプログラムの詳細については、 フォナックのウェブサイト(英語)をご覧ください。
オンライン聴力検査は、こちら をご覧ください。
● フォナックについて
人生が動き出す。スイス・ステファに拠点を置くソノヴァグループのフォナックは1947年に設立され、補聴器、ワイヤレス機器を開発しています。身体的、社会的、感情的に人々の人生を豊かにすることを目指して開発された多彩な製品は、世界100カ国以上で愛用されています。フォナックでは75年以上にわたり、聴覚に特化した専門技術と聴覚ケア専門家との強い協力関係の下、人々のゆたかな聞こえをサポートしてきました。これからも聴覚分野のリーディングカンパニーとして、難聴者のよりゆたかな聞こえ、しあわせな人生の実現のためにイノベーションを続けてまいります。
【ソノヴァ・ジャパン株式会社とは】
代表者 :眞鍋 幸
所在地 :〒141-0031 東京都品川区西五反田5-2-4 レキシントンプラザ
従業員数 :500名未満
HP :https://www.phonak.com/jp/ja
公式ブログ:https://www.kikoeblog.jp/