プレスリリース

杭州市（中国）、2023年7月17日 /PRNewswire/ -- 7月11日、浙江美術学院（現・中国美術学院）は「書道教育の軌跡 - 中国の大学における60年間の書道教育の成果展」を開催しました。成果展では、書道の歴史や、美しさ、そして書道の独特な魅力を現場にいる参加者たちに伝わりました。「歴史だけでなく、中国ならではの美意識も分かった気がします。」など参加者からの高い評価が多く、「成果展」は、「名は体を表す」というように、大きな成果を見せました。

1963年、浙江美術学院（現・中国美術学院）は書道教育の先駆者となり、中国初の書道・篆刻プログラムをスタートさせました。今年は、中国美術学院（CAA）の書道プログラムの創設から60周年を迎えると同時に、中国の書道教育の高等教育創設からも60年の節目となります。








「書道教育の軌跡 - 中国の大学における60年間の書道教育の成果展」は、中国全土の100以上の大学における書道教育を一堂に集めたものです。この展示では、先駆的な巨匠、現代の巨匠、そして卒業生たちによる360以上の作品が展示され、資料、年表、写真を介して中国の現代書道教育の歴史と成果を総合的に紹介しています。

1963年、Pan Tianshou氏、Lu Weizhao氏、Sha Menghai氏などの旧世代の芸術家たちは、浙江美術学院（現・中国美術学院）で中国初の専門書道プログラムを開始しました。中国書道の高等教育は、中国美術学院でスタートしました。

1979年、Lu Weizhao氏、Sha Menghai氏、Zhu Lesan氏などが中心となって、CAAは中国初の書道大学院プログラムを開設し、留学生も受け入れるようになりました。1985年、CAAは国内初の書道学部教育再開認可校となりました。その後、中国国内外の多くの大学で書道プログラムが始まりました。その新しい時代には、書道の高等教育が盛んになりました。1996年、実践と理論を組み合わせた初の美術博士課程がCAAでスタートしました。その年の9月、中国書道の理論研究に主眼を置いた最初の博士クラスが認可されました。1999年、第一期博士課程の卒業により、学士、修士、博士課程の書道教育体系の完成を象徴し、中国美術学院を中国書道の高等教育において新たな高みに導きました。

2001年、CAAは中国初の独立した書道部門を設立しました。このように、本学院では書道のための完全な教育体系と学問的な枠組みが整備され、国内外の他の大学における書道教育において重要な参考となっています。2023年4月8日、CAA創立95周年を機に、CAA書道学校が設立されました。

中国美術学院の公式ウェブサイト（https://en.caa.edu.cn/ ）をご確認いただくと、中国の書道教育の歴史について詳しく知ることができます。