プレスリリース
よこはま動物園では、令和5年5月29日(月)にフランソワルトンの赤ちゃんが1頭誕生しました。
母親のユズは当園でアマナツを出産し、子育てした経験があり、今回もとても落ち着いて赤ちゃんの世話をしています。フランソワルトンの成獣は全身黒色ですが、赤ちゃんはオレンジ色の毛です。母子の様子を見ながら、6月16日(金)から一般公開と愛称投票を行う予定です。群れの仲間とともに過ごし、成長する赤ちゃんの姿をぜひ見に来てください。
【フランソワルトンについて】
和名:フランソワルトン
英名:Francois' Langur
学名:Trachypithecus francoisi
分類:霊長目 オナガザル科
分布:ベトナム北部から中国南部の一部
生態:ベトナム北部から中国南部の一部にかけて分布し、4〜6亜種または種に分類されますが、ズーラシアではベトナム北部から中国南部にかけて生息している基亜種を飼育しています。河川に面した石灰山地や険しい岩山のある熱帯モンスーン林に住んでいて、1頭の雄に対し、複数の雌からなる群れを形成しています。生息数が少なく、絶滅が心配されています。
ワシントン条約(CITES):附属書II 現在は必ずしも絶滅のおそれはないが、取引を規制しなければ絶滅のおそれのあるもの
国際自然保護連合(IUCN)レッドリスト:絶滅危惧種(EN):近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
当園飼育頭数:11頭(オス5頭、メス5頭、不明1頭) ※今回生まれた子を含む
国内飼育園館:6園館 31頭(オス14頭、メス14頭、不明3頭) ※令和5年5月29日現在
現在よこはま動物園ズーラシアでは、6月30日まで、ミナミアフリカオットセイの動物福祉向上を目指し、園では初めての試みとなるクラウドファンディングに挑戦しています。ご支援いただいた資金を基に、オットセイが陸上でも快適に休息することができるよう、日よけの設置と陸場の整備を行い、オットセイが健康に過ごし、快適に過ごすことができる場所の選択肢を増やすことで、オットセイの本来の姿を引き出せればと考えています。
クラウドファンディングについての詳細はこちら:https://readyfor.jp/projects/zoorasia
【よこはま動物園ズーラシア】
指定管理者|公益財団法人 横浜市緑の協会