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プレスリリース

公益財団法人 大分県芸術文化スポーツ振興財団

「住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画」開催のお知らせ

(DreamNews) 2023年06月01日(木)18時00分配信 DreamNews

公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団が運営する大分県立美術館では2023年7月1日(土)〜8月31日(木)に「住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画」を開催します。



稀代の数奇者として知られる、住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(号春翠)が始めた美術品の蒐集は、長男の寛一、第16代当主友成に受け継がれ、西洋・東洋に目を向けた優れたコレクションが形成されました。とりわけ春翠が欧米視察旅行中にパリで購入した2点クロード・モネは、明治30年という早い時期に請来したモネの実作として特筆すべき存在です。本展は泉屋博古館東京が所蔵するフランス絵画および日本近代洋画より厳選した85点をご紹介します。モネの他、ジャン=ポール・ローランス、オーギュスト・ルノワール、浅井忠、鹿子木孟郎、藤島武二、岸田劉生ら、近代洋画の名品の数々をお楽しみください。

<主な出品作家>
クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、ジャン=ポール・ローランス、ピエール・ボナール、モーリス・ド・ブラマンク、ジョルジョ・ルオー、パブロ・ピカソ、マルク・シャガール、浅井忠、鹿子木孟郎、藤島武二、岸田劉生、岡田三郎助、梅原龍三郎、中川一政、岡鹿之助、小磯良平、坂本繁二郎、熊谷守一、山口薫、香月泰男、他

総出品点数 85点
※浅井忠6点については会期半ばで3点ずつ展示替えを行います。

<開催概要>
住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画
【会場】大分県立美術館 3階 展示室B
【会期】2023年7月1日(土)〜8月31日(木)
10:00〜19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
【観覧料】一般 1,200(1,000)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学生以下無料
※( )内は前売りおよび有料入場20名以上の団体料金

展覧会サイト https://www.opam.jp/exhibitions/detail/915

【主催】大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
【共催】大分合同新聞社、OBS大分放送
【特別協賛】江藤産業株式会社
【企画】神戸新聞社
【協力】泉屋博古館東京
【後援】大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、朝日新聞大分総局、毎日新聞社、読売新聞西部本社、大分経済新聞、J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分



展覧会のみどころ

九州初!最初期の洋画コレクション
江戸初期に始まり、銅山経営を基盤に発展した住友を今日に至る近代企業へと躍進させた第15代当主・住友吉左衞門友純(号春翠)。1897(明治30)年の欧米視察では、芸術文化を活かした企業運営に感銘を受け、大阪府に図書館を寄贈(現・大阪府立中之島図書館)するとともに、神戸・須磨に本格的な洋館を構えます。クロード・モネ、ジャン=ポール・ローランス、黒田清輝(※出品無)などが飾られた須磨別邸は、迎賓館としての役割を果たすとともに、さながら「邸宅美術館」の様相を呈し、訪れる日本人画家たちに影響を与えました。松方コレクション、大原コレクションに先駆けた、日本で最初期の洋画コレクションです。

モネからはじまるストーリー
外遊中に住友春翠が手に入れた2点のモネは、日本にもたらされたモネの実作として最も早い例の一つです。「印象派」前後の作風の変化を著しく示すこの2点は、浮世絵を印象派の画家たちへ届けた画商の林忠正を通して入手されたものです。これを皮切りに春翠は文展等で日本の画家たちを積極的に評価し、コレクションを拡充させます。やがてその美術品収集は二人の子息・寛一、友成に収集が引き継がれ、珠玉の住友洋画コレクションが形成されます。



東西洋画「バトル」?! 近代洋画の粋が一堂に!
本展後半では「フランスと日本 美の対決」と題し、主題や技法をめぐり共通項を見出しながら、西洋と東洋の作品を対峙させます。異なる文脈から生まれた作品を並置することで、鑑賞者が新たな化学反応を見出す。ヴァリエーション豊かな住友洋画コレクションを活かしたチャレンジングな試みです。




関連イベント

記念講演会
1.「モネからはじまる住友洋画物語―近代日本最初の洋画コレクション」
日時 7月1日(土)14:00〜15:00
講師 泉屋博古館東京 館長 野地耕一郎
会場 大分県立美術館2階 研修室
定員 80名
https://www.opam.jp/events/detail/1266

2.「対決 住友コレクションの西洋絵画と近代洋画」
日時 7月22日(土)14:00〜15:00
講師 神戸市立小磯記念美術館 館長 岡泰正
会場 大分県立美術館2階 研修室
定員 80名
https://www.opam.jp/events/detail/1267

講演会に参加ご希望の方は、当館ホームページの申込フォームにてお申し込みください。
定員に達し次第締切りとなります。

ギャラリートーク
日時 7月15日(土)、8月5日(土)、19日(土)各14:00〜15:00
会場 大分県立美術館3階 展示室B
申込不要、要展覧会観覧券


2階 カフェシャリテ
自社工房で作った桃のショートケーキに、大分県産のフレッシュなプラムソースを添えました。今回展示されているルノワールの作品と合わせてお楽しみください。



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