プレスリリース
NTTセキュリティホールディングス、グローバル脅威インテリジェンス・レポート 2023でサイバー脅威と実世界への影響の境界線が曖昧であることを明らかに
レポートには、2022年1月1日から2022年12月31日までに収集および分析されたグローバル攻撃データを収録しています。
東京、2023年5月31日 /PRNewswire/ -- 燃料流通の途絶から緊急医療サービスの中断に至るまで、サイバー攻撃はもはやサイバー空間にとどまるものではありません。
NTT Security Holdings 2023 Global Threat Intelligence Report Promotion
NTTセキュリティホールディングスがこのほど発表した「グローバル脅威インテリジェンス・レポート 2023」は、サイバー脅威とその物理的影響の収れんが進んでいることを強調しています。このタイムリーな報告書は、過去1年間に最も多く発生した攻撃を明らかにし、進化する脅威から企業を保護するための重要な推奨事項を示しています。NTTセキュリティホールディングス最高技術責任者(CTO)のGregory Garten氏は、次のように述べています。「2022年、NTTセキュリティホールディングスは、重要インフラやサプライチェーン分野の組織に対する攻撃が続いていることを観測しました。これらの脅威の背後にある国民国家や組織的なサイバー犯罪者による日常生活への影響は、著しく増加しています。フィッシングの継続的な成功や古い脆弱性の悪用は、サイバーセキュリティにおけるスキル不足と適切な攻撃対象領域の管理の欠如を強調し、成熟し凝集したサイバー防御ソリューションの必要性を強調しています。」
2023年レポートの主な洞察
* テクノロジーがインフラやサプライチェーンに統合されたことで、テクノロジー、製造、輸送・流通などのセクターが特に脆弱になりました。
* クラウドやSaaS(Software-as-a-Service)プラットフォームを標的とした攻撃は、引き続き増加しています。実際、ウェブベースとデスクトップアプリケーションの脅威が、攻撃の70%を占めるという驚異的な結果となっています。
* 米州、APAC(アジア太平洋地域)、EMEA(欧州、中東、アフリカ)で最も攻撃されているコンテンツ管理システム(CMS)ソフトウェアとしてWordPressが浮上しました。
* バンキング型トロイの木馬は、前年度より若干減少しました。
* 攻撃者は影響力の大きい脆弱性に着目し、その75%近くのCVSSv3スコアがcritical-(危機的)またはHigh-Severity(深刻)でした。
攻撃を妨害し、取り除くための多大な努力にもかかわらず、サイバー脅威は急速に進化を続けています。「インフラを保護するため、世界中の組織は、サイバーセキュリティ対策が遅れを取らないようにしなければなりません。」と、Garten氏は続けます。「事業および技術分野のリーダーが、本レポートの知見を活用し、セキュリティ戦略を立案および実行することを期待しています。」
レポート全文へのアクセス方法
最新のサイバー脅威の状況を包括的に理解したい場合は、2023年版グローバル脅威インテリジェンスレポート(完全版)をhttps://www.security.ntt/global-threat-intelligence-report-2023でダウンロードいただけます。
NTTセキュリティホールディングスについて
グループ会社であるNTTセキュリティホールディングスは、集めた人材やインテリジェンスを活用したプロアクティブなサイバーディフェンスとサービスを提供し、顧客と社会を守っています。当社は20年以上にわたり、サイバー脅威の予測、検出および対応を通じて、顧客のデジタルビジネスの保護を支援するとともに、ビジネスイノベーションを支援し、リスク管理を行っています。また、セキュリティオペレーションセンターや研究開発センター、そしてセキュリティ専門家たちが卓越した脅威インテリジェンスを提供し、年間数十万件のセキュリティインシデントに対処しています。一緒に、つながる未来を守りましょう。
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