プレスリリース
セイコーがタイムスタンプ・電子署名基盤をアップデート 電子帳簿保存法対応・インボイス・電子契約の利用を促進 −各社タイムスタンプ・電子署名サービスの一括検証が可能に−
セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長:関根 淳、本社:千葉県千葉市、以下 セイコーソリューションズ)は、このたび長期署名サービス基盤「eviDaemon(エビデモン)」を大幅にアップデートし、2023年4月下旬より新たに各社のタイムスタンプ・電子署名サービスの検証と有効期間延長に順次対応します。
これまで電子帳簿保存法対応や電子契約によりペーパーレス化を進める企業は、使用しているサービス毎に電子データの管理を行う必要があり、サービス管理コストの増大やベンダーロックインのリスクが発生していました。今回セイコーのタイムスタンプ・電子署名基盤である「eviDaemon」に追加された機能を用いることで、各サービスからダウンロードした電子データを一元管理することが可能となり、管理コストの削減とベンダーフリーを実現します。
セイコーソリューションズは、これまで金融取引、医療情報、知財情報、国税関連情報向けに、長期署名サービス基盤「eviDaemon」を提供し、自社発行されたタイムスタンプや電子署名についての検証と有効期間の延長対応による原本性の確保支援を行ってきました。
今回のアップデートでは、一定の評価検証を行った他社のタイムスタンプ・電子署名サービスについてもタイムスタンプの延長サポート対象とし、永続的なデータ保全を支援します。延長に用いるタイムスタンプには総務大臣の認定を受けたサービスを使用し、信頼性の維持と向上を図ります。
本サービスの利用により、スキャナー保存や電子インボイス、電子契約などでペーパーレス化を進める企業は、業務ごとに適切なサービスを使い分けながらも、統合された保管システム・サービスで最終的なデータの保存と管理の一元化が可能になります。さまざまな取引先から書類や電子データで帳票を受領する企業や、長期的な情報保全が必要で特定のシステム・サービスに依存することができないような業務において、効果が見込めます。
セイコーソリューションズは今後も、社会情報の変化やお客さまのニーズにあわせ、電子契約をはじめ、流通する電子データの信頼性を保証するサービスの拡充を図り、企業の継続的な成長を積極的に支援していきます。
■SEIKO TRUST長期署名サービス「eviDaemon」について
「eviDaemon」は、認定タイムスタンプの発行に加え、国際標準規格「XAdES(XML規格)」、国際標準規格業界「PAdES(PDF規格)」に準拠した長期署名データの生成、検証を行うことができるソリューションです。eviDaemonがインストールされた環境でコマンドやJAVA APIを使って動かすことにより、タイムスタンプ・電子署名が付与できるようになります。既存でお持ちのシステムを活かしながら、電子データの原本性を確保する長期署名データを生成することができ、将来的な使用範囲の拡張やeシール対応などもスムーズに行えます。また、オンプレミス環境での利用も可能なため、クラウド環境に出さずにタイムスタンプ付与を行いたいお客さまにも最適です。
https://www.seikotrust.jp/product/evi-deamon/
【検証済みサービスの一覧】
検証済みサービスについては順次アップデートを行っています。最新の対応状況は下記URLをご参照ください。
https://www.seikotrust.jp/repository-application/
■セイコータイムスタンプサービスについて
データの存在証明・非改ざん性の確認を可能とするセイコータイムスタンプサービスは2023年2月に総務大臣による認定を取得し、国内のみならず国際的にもより安心してご利用可能となりました。
https://www.seikotrust.jp/lp/timestamp/
※SEIKO TRUSTはセイコーグループ株式会社の登録商標です。
※その他、本文中に記載されている製品名などは各社の登録商標または商標です。
お客さまからのお問い合わせ先:
セイコーソリューションズ株式会社
DXソリューション本部
担当:中嶋、町田 tel:03-6779-8954 e-mail:support@seiko-sol.co.jp