プレスリリース
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)はAIを利用した融雪装置の制御に関する特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。
【特許概要】
特許番号:特許第7246056号
発明の名称:情報処理装置及び情報処理方法
出願日:2022年12月1日
登録日:2023年3月16日
本特許は、エコモットが創業以来提供している融雪システム遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」において、監視オペレータが融雪エリアのさまざま情報(監視カメラ画像、周辺環境、立地状況、お客様のご要望、気象情報、時間帯等)を考慮し操作していたロードヒーティング制御履歴を教師データとして学習させたAIを利用することで、これまで監視オペレータが制御していたようなお客様のニーズに合わせた融雪装置の最適な制御をサポートします。本特許の活用により、監視オペレータの支援や燃料コストのさらなる削減に努めてまいります。
<運用イメージ>
■「ゆりもっと」とは
「ゆりもっと」は、モバイル通信端末とカメラを駐車場などに設置された既存のロードヒーティング設備に取り付けることで、遠隔監視センターから積雪状況の確認や運転制御が可能となり、24時間運転代行サービスを提供しています。従来の降雪センサーによる自動運転で発生していた過剰な運転を解消し、監視オペレータによる効率的なON/OFF制御で燃料コストを大幅に削減しています。
<ゆりもっと紹介サイト>
https://www.yurimott.jp/
■特許の背景
エコモットは、ロードヒーティングの遠隔制御分野でリーディングカンパニーとして業界を牽引してきました。リーディングカンパニーであるため、数々の挫折や失敗を経験しながら、サービスを向上させてきました。2007年から続く長年の経験を基に、培われたノウハウが「ゆりもっと」の強みであり、圧倒的なシェアを獲得しています。また、「ゆりもっと」の運用において欠かすことのできない存在である監視オペレータは、カメラ画像の他に、気象情報、立地条件、時間帯、お客さまのご要望など、さまざまな情報を総合的に判断し、運転や停止を決定します。しかし、監視オペレータの存在なしには「ゆりもっと」は成立しません。近年、労働環境や労働意識の変化、市場動向による人件費の高騰などが背景にあり、導入物件数の増加に伴って、適正な人材を確保し、これまで培われたオペレーションのノウハウを教育し、監視オペレータを確保することが年々困難になっています。本特許は、これらの問題を解決する糸口として開発されました。
■今後の可能性
今後は、AIの活用により効率化が進み、人の能力に依存しない安定した監視品質が見込まれます。エネルギー価格が高騰する中、燃料コストの削減・カーボンニュートラルの実現を推進していきます。
■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。
所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,532万円(2022年8月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造
通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの
運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL : https://www.ecomott.co.jp/