プレスリリース
モナコ, 2023年4月3日 /PRNewswire/ -- 3年後には、モナコベンチュリグループ(Monegasque Venturi Group)は、その歴史上最も印象的なページを記すことになります。2026年には、国際協力の結果(下記参照)である惑星探査機「FLEXローバー」(「FLEX」は「Flexible Logistics and Exploration(柔軟な後方支援と探索)」の略語)が、月に向かいます。米国のSpaceX社がその月面車両史上最も大きく最も有能なローバー(惑星探査機)の輸送を担当することになりました。SpaceX社は独自の宇宙船の打ち上げおよび着陸システムを使用して、FLEXを月面まで輸送します。
歴史とプログラム
これは遡ること2019年にベンチュリグループの社長であるギルド・パスターのリーダーシップの下で思い描かれた月面電気車両のプログラムが、ついに実現した形です。スイスの事業体としてベンチュリ・ラボS.A.が設立されました。それと同時に、ロサンゼルス(ホーソーン市)に拠点を置く米国所有の会社であるベンチュリ・アストロラボ社(「アストロラボ」)との戦略的提携も結ばれました。
アストロラボとベンチュリラボは、モナコにあるベンチュリグループの歴史的基盤を共同で扱っています。3社はFLEXローバーの設計、開発、製造を共同で行っています。
早くも2026年には、宇宙船打ち上げおよび着陸システムによって月面に残されるFLEXが運用可能になります。それにより、科学実験やビジネス活動を行うための効率性、実行可能性、能力が実証されることになります。
構造と専門知識
共同チームには、宇宙モビリティ、地上および惑星ロボット工学、産業、開発、先端技術研究、eモビリティ、燃料電池およびバッテリー、水素貯蔵、複合材料およびプロセス製造の分野のエンジニアと科学者が参加しています。
各企業で提供されている専門知識は次の通りです。
? モナコのベンチュリグループは、高性能バッテリー専門に提供しています。この中で、米国の子会社であるベンチュリ北アメリカ(米国オハイオ州)によってテスト段階に移行しています。その支店がオハイオ州立大学内にあり、機械工学の学生と緊密に連携しています。
? ベンチュリ・ラボは、極端な条件(低温および放射線)に耐性のある材料、高性能ソーラーパネル、変形可能なホイール、電気制御システムを製作します。また、ESAとの関係も管理運営しています。
? ベンチュリ・アストロラボは、車両のアーキテクチャー、主要なストラクチャーおよびメカニズムを設計しており、ソフトウェアと航空電子工学(機器)を開発、組み立て、検証テストします。
ローバー(惑星探査機)の人的要素および美的デザインに関しては、デザイナーのサシャ・ラキックがその知見とインスピレーションを提供しています。ラキックは、ベンチュリグループの設計分野で革新的な車両における長年の協力関係を築いています。
メディア問い合わせ先:
Fabrice Brouwers(ファブリス・ブラウワーズ)
fbrouwers@venturi.com
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