プレスリリース
モンゴル、ウランバートル, 2023年3月14日 /PRNewswire/ -- 本日、モンゴルのルブサンナムスライン・オユン=エルデネ(Luvsannamsrain Oyun-Erdene)首相は、リオ・ティント社のヤコブ・スタウスホルム最高経営責任者(CEO)とともに、地下1.3kmで、ゴビ砂漠のオユ・トルゴイ銅鉱山からの地下生産の開始を祝いました。
これに続き、オユ・トルゴイ鉱山の従業員とリーダー、モンゴル政府の代表者、オユ・トルゴイ鉱山取締役会メンバー、地元の仕入れ先が参加して式典が行われました。オユ・トルゴイ鉱山は、世界有数の銅サプライヤーの1つになるための重要なマイルストーンをマークしました。
2022年1月、モンゴル政府とリオ・ティントが関係を修復し、オユ・トルゴイ鉱山地下プロジェクトを前進させることに合意し、その後、30個のドローベルが爆破され、地下鉱山から銅が生産されるようになりました。オユ・トルゴイ鉱山は、2030年までに世界で4番目に大きな銅鉱山になると予想されており、銅換算コスト曲線の最初の四分位数で稼働しています。鉱石は現在、ヒューゴ・ノース・リフト1のパネル・ゼロから処理されており、生産量は今後数年間で増加すると見込まれています。
リオ・ティント社とモンゴル国の提携により、オユ・トルゴイ鉱山のオープン・ピットおよび濃縮器(コンセントレーター)は、10年以上、正常に稼働し続けています。オユ・トルゴイの総従業員数は、現在約2万人であり、そのうち97%がモンゴル人で構成されています。500社以上の国内のサプライヤーと提携しているオユ・トルゴイ鉱山は、2010年以来、納税額40億ドルと、手数料、その他の国家予算への支払いを含め、モンゴル国内で約150億ドルを費やしてきました。
地下鉱山の開発には70億ドル以上の投資が必要となりますが、すべての利害関係者の利益として、銅資源の最も価値のある部分が利用可能化されます。オユ・トルゴイ鉱山は、2028年から2036年までオープン・ピットと地下からの年間平均約50万トンの銅の算出が予想されており、これは、年間約600万台の電気自動車の生産をまかなえる十分な量です。さらに、約30年間の予備寿命で平均約29万トンを生産することができます。
モンゴルのオユン=エルデネ首相は、「私はモンゴルが世界有数の銅生産国の1つとなることを見据えており、リオ・ティント社と協力して、この大きなマイルストーンを祝えるというのは光栄なことです。オユ・トルゴイでの地下生産の開始によって、投資家と持続可能な方法で協力し、信頼できるパートナーになる能力が提示されました。この提携の次の段階として、モンゴルの「新復興政策」とビジョン2050経済多角化戦略の継続的な成功を可能にすることができます。モンゴルは、世界の投資家やパートナー会社と積極的かつ相互に有益に協力する準備が整っております。」と述べています。
リオ・ティントのヤコブ・スタウスホルム(Jakob Stausholm)最高経営責任者(CEO)は、「この素晴らしいマイルストーンを達成するためのパートナーであるモンゴル政府のコミットメントに感謝したい。当社では、鉱体から遠く離れたゴビ砂漠の地下1.3kmで地下生産を開始しています。ここは、世界の銅生産とモンゴルの継続的な経済発展の要(かなめ)となるでしょう。この真に世界クラスのハイテク鉱山で産出される銅を使用することで、ネット・ゼロの未来に必要な電化を実現でき、リオ・ティント社の銅事業の拡大にも役立ちます。」と述べています。