プレスリリース
SOC(セキュリティオペレーションセンター)業務などサイバーセキュリティ事業を展開する株式会社セキュアイノベーション(本社:沖縄県那覇市上之屋、代表取締役社長 栗田智明、以下 当社)は、2023年1月26日、「暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2023)」にて、当社エンジニアが『SOME/IPプロトコルスタックに対するグレーボックスファジングの評価』の題目で登壇いたします。
「暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2023)」は、2023年1月24日(火)〜 1月27日(金)で福岡県北九州市およびオンラインにて開催されます。電子情報通信学会 情報セキュリティ研究専門委員会 (ISEC研)主催で暗号と情報セキュリティ技術に関する最新の研究成果を発表する場、および情報交換の場を提供する目的としています。
当社は2022年4月5日より、名古屋大学の倉地亮 特任准教授をアドバイザーに迎え、自動車の分野において需要が高まりつつある車載イーサネットにおける共同研究を行ってきました。研究を通して得られた成果や知見を発表する場として本シンポジウムにて以下の内容を発表いたします。
講演内容
■プログラム名:自動車セキュリティ2(3E3)
■タイトル :SOME/IPプロトコルスタックに対するグレーボックスファジングの評価
■講演日時 :2023年1月26日(木) 14:00~15:40
■登壇者 :金森 健人
■共著者 :棚原 斎稀
渡邉 弘樹
平野 雅巳
新垣 奈美子
鉢嶺 光
倉地 亮(名古屋大学 特任准教授)
発表概要
近年、車載ネットワークにおいて、様々なサービス形態に柔軟に対応可能なサービス指向プロトコルであるSOME/IP(Scalable service-Oriented MiddlewarE over IP)の導入が注目されている。一方で車載ネットワークは外部からの攻撃による危険性が多数報告されており、使用するプロトコルのセキュリティ評価は重要である。現在、SOME/IPのセキュリティに関する研究は始まったばかりで、特にプロトコルスタックについては十分なセキュリティ評価がされていない。本研究では、SOME/IPプロトコルスタックに対してSOME/IP-SDメッセージを対象に複数の方式によるグレーボックスファジングを実施し、カバレッジ等のファジング性能の比較評価および検出したクラッシュについて考察を行った。結果より、SOME/IP-SDのフォーマットを考慮したファジングを実施することで、クラッシュが検出でき、ソースコードの安全性を向上することが確認できた。
開催概要
■シンポジウム名:2023年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2023)
https://www.iwsec.org/scis/2023/index.html
■開催期間 :2023年1月24日(火)〜 1月27日(金)
■会場 :リーガロイヤルホテル小倉
福岡県北九州市小倉北区浅野2丁目14-2
※オンライン・オフラインのハイブリッド開催
■参加登録 :以下の公式サイトをご確認ください。
https://www.iwsec.org/scis/2023/registration.html
【お問い合わせ先】
株式会社セキュアイノベーション
事業戦略部 セールス&プロモーションチーム
pr@secure-iv.com
〒900-0011 沖縄県那覇市上之屋1丁目18番36号
TEL:098-943-2718
FAX:098-943-2719
https://www.secure-iv.co.jp/
◆株式会社セキュアイノベーションについて
沖縄を拠点に「SOC」「セキュリティ診断」を事業の中核としながら、SIEMやEDR、IoT・車載セキュリティ等のニーズに沿ったサイバーセキュリティサービスを展開し、培ったノウハウから自社プロダクトの開発・販売も推進しています。豊富な導入実績から高品質なサービスを、お客様のニーズに合わせ適正な価格でご提供いたします。
【会社概要】
代表取締役 栗田智明
取締役 金城夏樹
取締役 鉢嶺光
取締役 米今政臣 (株式会社セキュアヴェイル代表取締役社長)
資本金等 1億1,400万円 (資本金9,750万円、資本準備金1,650万円)
設 立 2015年10月21日
【事業概要】
・セキュリティ機器・ソフトウェアの運用監視
・セキュリティコンサルティング、セキュリティ診断
・セキュリティ人材の派遣
・システム・サイトの構築および開発
・地域活性化プロジェクトの企画実施