プレスリリース
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区/代表理事:志村季世恵)では、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」にて、「LOVE IN THE DARK」を1月21日(土)から開催します。
昨年、ロシアによるウクライナ侵攻は世界に大きな緊張感を促し、誰もが幸せには至らない方向に動き出した年となりました。大きな変化を継ぐ2023年。私たちは「対話のチカラ」を常に意識しこの変化の時代にこそ対等な対話の場を設けることが平和を目指すことに繋がると信じています。
バレンタインデー、ホワイトデーと「愛」について語られることが多いシーズンに入ってきました。ダイアログでは、形あるものだけでなく、形のない「愛」について今年も漆黒の暗闇の中で楽しみながら対話する機会を提案します。
照度ゼロの真の暗闇を、白杖と人の声を頼りに、アテンドと呼ばれる視覚障害者の案内によって、様々な体験をするダイアログ・イン・ザ・ダーク。暗闇では、声や音を発することで誰がどこにいるのか、わかります。すぐそばに人がいることを感じ、ひとの声、ひとのぬくもりが、こんなにもあたたかく頼れるものだったと気づき安心していきます。
これまで世界47カ国以上で開催されてきたダイアログ・イン・ザ・ダーク。暗闇の中でもっとも多く発せられることばは「I am here.」。自分の存在を改めて深く感じ、同時に他者の尊さも感じることもできるのです。いま、私はここにいて、あなたがそこにいることをシンプルに感じとることができます。
「遠い国に起きていることに思いを馳せるために、
ちかくにある大切なものを感じてみよう。
そうすれば世界中にLOVEがあるってわかるんじゃないかな。
そしてそれを守るのは ダイアログ(対話)なんだって信じてる。」
こうした思いをこめて、1月21日から開催するダイアログ・イン・ザ・ダーク「LOVE in the dark」では、楽しみながら、愛とはなにかについて、ひととき立ち止まって考える時間を過ごすことができます。
「戦争の反対語は、単に平和ではなく、対等な対話を続ける努力をしていくことだ」とダイアログ・イン・ザ・ダーク発案者でありドイツの哲学博士のアンドレアス・ハイネッケは言います。人を感じ、当たり前のささやかな1日を守ることに繋げたいのです。2023年の始まりの、このとき、ちかくにあるものに思いを寄せるための90分。子どもから大人まであらゆる方々にこの体験を通して全ての人が尊いいのちであることを感じることができますように。
【LOVE IN THE DARK 開催スケジュール】
2023年1月21日(土)〜3月14日(火)(月曜休館)各回定員8名、事前予約制。
体験時間は1回約90分。日程によって開催時間が異なる。
詳細は予約ページへ。https://rsv.dialoginthedark.com/index.html?p=8
【開催場所】
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
東京都港区海岸一丁目10番45号 アトレ竹芝シアター棟 1F
【体験料】
大人3,850円/中高生・大学・専門学生・大学院生:2,750円/小学生:1,650円 ※ご体験は小学生以上。
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは https://did.dialogue.or.jp/
純度100%の真っ暗闇の中で、見ること以外の感覚を使い、驚きに満ちた発見をしていくエンターテイメント。体験を案内するのは、普段から目をつかわない視覚障害者のアテンド。視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使い、チームとなった方々と様々なシーンを体験する。1988 年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界47か国以上、900万人以上が体験。日本では1999年に初開催し、これまで24万人以上が体験した。現在は東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」、東京・神宮外苑「内なる美、ととのう暗闇。」にて体験が可能。
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」 https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
みえないからこそ、みえるもの。聞こえないからこそ、聴こえるもの。老いるからこそ、学べること。 目以外の感性を使い楽しむことのできる「ダーク」では、見た目や固定観念から解放された対話を。表情やボディーランゲージで楽しむ「サイレンス」では、言語や文化の壁を超えた対話を。そして「タイム」では、年齢や世代を超え、生き方について対話をします。 世代。ハンディキャップ。文化。宗教。民族。世の中を分断しているたくさんのものを、 出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感するミュージアム。 この場で生まれていく「対話」が展示物です。
一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
https://djs.dialogue.or.jp