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プレスリリース

「未来のアグリテックエンジニアの養成を目指す教材の開発」を開始

(DreamNews) 2022年12月14日(水)13時00分配信 DreamNews

一般社団法人FAP(エフ・エー・ピー、代表理事/浅岡 正教/以下;FAP)は、金沢工業大学 相良研究室と「未来のアグリテックエンジニアの養成を目指す教材の開発」を目的とした共同研究および実証実験を2022年12月12日より開始しました。



【共同研究の目的と目指すこと】
石川県内の小・中学生を対象にクラウドやIoT技術などのテクノロジーを活用し、植物を効率的に管理できる「未来のアグリテックエンジニア」を養成することができる教材を開発し、それを活用することで、「地域の課題をIoTによって解決する能力」を身につけ、Society5.0に対応可能な能力を養うことを目的とし、小・中学校向けのカリキュラムに生かすことを目指しています。本研究では、加賀市山代温泉「山代スマートパーク」内に設置したセンサーより、「植物」の生育データなどを小・中学生がmicro:bit(マイクロビット)をプログラミングし、取得、取得データをクラウド上に蓄積、モニタリング可能とし、学校でもデータを解析し、植物の生育を学習できる「フィールド学習教材」の開発を行います。

【共同研究開始の経緯】
(1)2020年4月から小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、各教育機関や自治体から「授業が手探りの状態である」と多くの声が上がっていること。

(2)石川県金沢市を中心に子供向けプログラミング体験イベントを開催している中で、参加した学校関係者から、昨今、話題に上がるIoT(モノのインターネット)の仕組みを活用し「地域課題を解決できる能力が必要な世の中になるのではないか」「loTの仕組みを取り入れた授業カリキュラムを作成できないだろうか」と意見があったこと。

【山代スマートパークのIoT化の実装例】



【本研究における2者の役割】
▼一般社団法人FAP
石川県を中心に、幼児から大人までの幅広い年齢に向けたIT入門者向けイベント開催や、独自のプログラミング教育コンテンツ開発などを軸にしたイベントについて、一貫的な企画運営事業を手掛けています。また、2022年度からは、「地域のデジタルリテラシーの向上」を目的としたコレクティブインパクトコミュニティ「FAP CLUB」を立ち上げ、7月にオープンした「石川県立図書館 モノづくり体験スペース」、加賀市山代温泉「山代スマートパーク かがやきITルーム」などで地域に密着した、オリジナル教材を用いたプログラミング教室を定期的に開催しています。
研究では、イベントやプログラミングスクール運営を通じて得られた様々な知見と、実証実験としてのイベントの場の提供、教材に必要なマニュアルの作成を行います。
・一般社団法人FAP ホームページ:https://www.kanazawafap.com
・FAP CLUB KAGA ホームページ : https://fapclub-kaga.studio.site

▼金沢工業大学 相良研究室
計算機を用いた遺伝子配列や水生微生物叢のメタゲノム解析、またIoT技術を用いた理科教材開発を行っています。本研究では応用バイオ学科で教職課程(中学・高校理科)を受講している学生とともに、遠隔からの植物の育成、状態観測を行う理科教材の開発を行い、理科教育を通じた地域貢献ができることを期待しています。
・金沢工業大学 ホームページ :https://www.kanazawa-it.ac.jp/
・相良研究室 ホームページ : https://kitnet.jp/laboratories/labo0172/index.html



【本研究における協力団体について】
▼石川・金沢・IoTビジネス共創ラボ
「IoTビジネス共創ラボ」(事務局:日本マイクロソフト株式会社 幹事企業:東京エレクトロンデバイス株式会社)の地域グループである「石川・金沢IoTビジネス共創ラボ」(事務局:北菱電興株式会社、幹事企業:株式会社システムサポート、BetaComputinng株式会社、株式会社ユアブレインズ(北陸拠点))がこれまでのIoT開発の知見を生かし、本研究へのデータセンシングの方法などのアドバイスを行います。また、実証実験として、山代スマートパークを運営する「山代プラス」の協力をいただき、フィールドの提供をしていただきます。

「石川・金沢IoTビジネス共創ラボ」は、「IoTビジネス共創ラボ」(事務局:日本マイクロソフト株式会社 幹事企業:東京エレクトロンデバイス株式会社)の地域グループであり、全国で6拠点目、日本海側としては全国初となる拠点です。
地域の企業・地方自治体・教育等の課題を解決する為のコミュニティを形成し、IoTの普及活動、課題解決、ビジネスの機会創出を目的とし、日本マイクロソフトの協力のもと、北陸全域の様々な参画企業・団体とともに活動をしています



▼山代プラス(山代スマートパーク)
「山代プラス」は山代スマートパークを管理・運営する企業体です。
県内初のP-PFI手法により2022年4月にオープンした山代スマートパークは「テクノロジーを体験できる公園」をコンセプトとし、体験型学習施設の「かがやきITルーム」、フラワーショップ&カフェ「hana-no-ya cafe-no-ya」が併設されております。園内には常時高速通信が可能なWi-Fiが設置されており、建物内だけでなく公園全体がコワーキングスペースとして利用することができます。
そのほか日陰だなや滑り台としても使えるデザインベンチを設置し、開放感のある屋外にて快適にご利用いただけます。地域の方々や観光の方など様々な方が、自然豊かな環境でテクノロジーに触れながらゆったりと思い思いの時間を過ごすことができます。
また月に1、2回のテクノロジーを体験できるイベントを開催しており、地域の子どもたちがテクノロジーに触れる機会の創出を行っております。
山代スマートパークの管理・運営を実施する「山代プラス」は、本研究にて得られる知見を基に、よりよい公園運営に活かしていきます。
ホームページ:https://ysp-yamashiro.com/

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