プレスリリース
株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「エチレンカーボネートの世界市場:用途別 (潤滑油、リチウム電池電解質、可塑剤、表面コーティング剤)・最終用途産業別 (自動車、石油・ガス、工業、医療、パーソナルケア用品・衛生用品)・地域別の将来予測 (2027年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を9月29日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1125969-ethylene-carbonate-market-by-application.html
エチレンカーボネートの市場規模は、2022年の4億7300万米ドルからCAGR13.7%で成長し、2027年には9億100万米ドルに達すると予測されています。エチレンカーボネートの需要は、主にリチウム電池の電解液や潤滑油の用途で拡大しています。
牽引要因:リチウムイオン電池の電解質製造におけるエチレンカーボネートの需要拡大
近年、輸送部門の燃料は石油に大きく依存しており、環境保護論者と経済学者の間で懸念が高まっています。持続可能なエネルギー源の使用に関する意識の高まりが、自動車用途での電池の採用につながっています。国際エネルギー機関(IEA)によると、電気自動車の走行台数は1000万台を突破しており、その販売台数も年々増加しています。この結果、リチウムイオン電池の需要も拡大しています。エチレンカーボネートは、リチウムイオン電池の電解液の極性溶媒として機能するため、今後、大幅な需要の増加が見込まれています。
抑制要因:エチレンカーボネート製造における有害な原料の使用
エチレンカーボネートは環境に優しい溶剤ですが、従来の製造方法では、酸化エチレンや二酸化炭素などの有害な化学物質を使用していました。酸化エチレンは、呼吸器の炎症、肺の損傷、頭痛、吐き気、チアノーゼなどの身体的・健康的障害を引き起こすと言われており、米国環境保護庁(EPA)では、優先度の高い汚染物質として分類されています。一方、二酸化炭素もさらされると、息切れ、頭痛、吐き気、喘息などを引き起こす可能性もあり、温室効果ガスに指定されています。これらの化学物質の利用は高度に規制されており、市場の成長の可能性を制限しています。
市場機会:バイオベースの可塑剤の使用増加
エチレンカーボネートは、PVCケーブル、ビニール床材、自動車部品製造などの用途で、ポリマー電解質のイオン伝導度を高めるための可塑剤として使用されています。可塑剤として有害なフタル酸エステル類の使用に対する厳しい規制や規範があるため、エチレンカーボネートを用いた環境に優しい代替可塑剤が開発されています。可塑剤の90%以上はPVC製品の製造に使用されていると考えられており、その需要は近い将来、急速に成長すると思われます。このため、エチレンカーボネートメーカーにとって、市場シェアを拡大する絶好の機会になります。
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