プレスリリース
絞り染めの技を駆使し延べ8年かけて制作した 「華麗なる絞り几帳 古都を彩る春夏秋冬」一挙公開 2022年9月2日〜 12月25日 ―京都絞り工芸館―
「華麗なる絞り几帳 古都を彩る春夏秋冬」は、京都絞り工芸館が延べ8年を費やし制作した大作で、京都の四季をモチーフにそれぞれ幅約6.5mの巨大な几帳で表現した作品です。
これから徐々に、国内外の人の往来が活発になり、世界中からここ古都京都を堪能する人々が増えてくることを願い、京都でないと見ることの出来ない職人の技をお楽しみ頂ければと、一挙公開する運びとなりました。
京都の四季の美しさと、伝統工芸品の技を一度に堪能できる特別展です。
秋の観光シーズン、京の絞り職人渾身の作品を、是非、多くの皆様にご覧頂き、この展覧会が、伝統工芸全体が盛り上がるひとつのきっかけとなればと願っております。
会期 2022年9月2日〜12月25日
休館日 12/8-12/11
開館時間 9時〜17時
会場 京都市中京区油小路通り御池下る式阿弥町127 075−221-4252
入館料 大人800円(学割有)
秋「紅葉のライトアップ」
美しくライトアップされた秋の紅葉を表現した巨大な几帳を制作。
八坂の塔から高台寺、知恩院、永観堂までの美しい紅葉をライトアップした風景をモチーフに、沢山の紅葉の葉一枚一枚を疋田絞りと縫い〆絞りで絞りあげました。
冬「月光の寒梅」
作品一杯に広がる「月」は桶絞り、古代石掛絞りを用いて表現しています。
複雑な色合いの月光により幻想的に浮かび上がる梅の古木が印象的です。
春「京の絞り 夜桜満開」
桜の木の下より見上げる枝垂れ桜。かがり火に美しく照らし出される枝垂れ桜。遠くから眺める枝垂れ桜の3つのシーンを組み合わせ美しい情景を表現。
円山公園の桜をモチーフに無数に広がる桜の花弁一枚一枚を帽子絞りで絞りあげました。
夏「辻が花 五山の送り火」
京都の伝統行事である五山の送り火をモチーフに「辻が花」の技法を駆使し製作。
「妙法」「右大文字」「左大文字」「船形」「鳥居」の送り火が幻想的に浮かび上がり、そのまわりには京都の夜景が広がっています。
【施設概要】
施設名:京都絞り工芸館
館長:吉岡健治
広報担当:吉岡信昌
所在地:〒604-8261 京都市中京区油小路通り御池下る式阿弥町127
TEL:075-221-4252 FAX:075-221-4253
URL:https:/shibori.jp/ E-Mail:mail@shibori.jp
事業内容:絞り染め美術館